水もしたたるmasaです。
内緒にしてたんですけど、僕の実家ってスペシャルウルトラハイパーど田舎なんですね。少し前まで町内にコンビニ1つなかったし(笑)
でも、どういう訳かご飯は美味しいんです。
凝った調味料を使ってるとかじゃなくて、やっぱり「水が違う」からなんだろうなって思います。
あなたの料理の味がイマイチなのは、水が原因かもしれませんよ。
もう1つ、やっぱり気になるのが「水道水って安心できるの?」っていうところ。
赤ちゃんや妊婦さんには「大丈夫っしょ」っていう問題でもありませんからね(野郎は大丈夫だ)
この記事は、水道水が料理の味と人に与える影響についてまとめてあります。
1・味への影響
水の質がダイレクトに味に影響を与えるものを挙げていきます。
なんでもかんでもいい水を使えば良いというわけでもないんですよね。
もちろんそれに越したことはありませんが、中には水道水でも影響の薄い料理も多数あります(・_・)
お米
まずなんといっても米です。
米に使うものは米と水だけです。
なので、水の違いによって同じお米でも雲泥の差。ホントに。
実家で食べるご飯は美味しいけど、お米を貰って自宅で同じように炊いても、まるで味が違う。なんてことありますよね?
同じ水道水でも地域によって味に差が出たりします。
特にお米の研ぎはじめは肝心で、米は最初に触れた水を一気に吸います。
美味しくご飯を炊くのであれば、研ぎはじめの最初の1回だけはミネラルウォーターを使ってみると美味しくなります。
コーヒーや紅茶
料理じゃないけど(笑)
お米に匹敵するほど水がものをいいます。まあ、当然っちゃ当然なんですけどね。
特に紅茶やコーヒーは香りが大事ですから、水道水のカルキ臭が残ってるとやはり味が1段階落ちてしまいます。
コーヒー屋さん行ったら「ここのお水は水道水ですか?」って聞いてみて下さい。
「あー来たよ意識高い系。マジめんどくせぇ」って思われますから( ・∀・)w
煮物
味の繊細な和食は水によって左右されます。
和食に限った話でもありませんが、含み煮なんて食材の味半分、ダシの味半分みたいなところありますからね。
煮物にキレイな軟水を使うと、びっくりするくらいふわっと仕上がるんですよ。
その見た目もやっぱり違っていて、水にこだわると素材の色をキレ~イに引き出してくれます。
うどんやパン
米が水しか使わないように、小麦粉と水しか使わないような料理でも大きな影響があります。
もちもち感やコシが変わってきますね。
パスタとか中華麺も同じ事が言えますね。
スープ
もはや水でしかありません。
消毒という目的で塩素が入る分、やっぱり不味くなります。
スープにこだわるラーメン屋さんなんかだと、水道水じゃなくてミネラルウォーターを使うところもあるそうですよ。
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2・人への影響
次に、味どうこうじゃなくて人体への影響を考えてみましょう。
日本は水道水がそのまま飲める数少ない国です。が、安全性・栄養面で本当に問題ないのでしょうか?
結論から言うと、基本的に日本の水は安全、なハズ。
実は、ミネラルウォーターよりも厳しい審査基準をクリアしているらしいです。
→【参考】厚生労働省「水質基準項目と基準値」
昔は「マズイ」と騒がれていた東京の水も、1992年に高度浄水処理を初めてからは劇的に美味しくなりました。
水道水が妊婦さんに及ぼす影響
いくら安全とはいえ、1人の体ではない妊婦さんはとりわけ気を付けたいところですよね。
妊娠後期にもなると、赤ちゃん500ml/日の羊水が必要だったりします。
水道水には塩素、トリハロメタン、鉛、MDA(メチレンジアニリン)などの様々な物質が含まれています。今では気にするほどではないかもしれませんが、放射性物質も少し気になるところです。
実は水道水が妊婦さんに与える影響については諸説あって、
「基準クリアしてるんだから問題ない!」っていう意見もあれば「水道水は赤ちゃんが喘息などの先天的な病気になるリスクを高める」とも言われています。
出来れば浄水器・もしくはミネラルウォーターを飲むのが間違いないと思いますが、個人的にはそこまで神経質になる必要もなく、加熱される料理なんかは大丈夫だと考えます。主観ですが。
そのまま口にする水だけは気を付けた方が良いかもしれませんね。
ミルクは?
以上のことから考えると、赤ちゃんに飲ませるミルクには水道水は使わない方が良いと思います。
ミネラルウォーターが最善ですが、このときに軟水を選んであげると良いと思います。硬水は赤ちゃんがお腹を壊す可能性が高まります。
沸騰させるとどうなる?
「水道水は沸騰させれば安全」というのは都市伝説だって知っていましたか?
実はあれって、海外の一部の地域だけなんです。
日本の水道水は塩素が入っています。
海外の一部の水道水は塩素が含まれていないため、沸騰させることで初めていなくなる菌もいますが、日本においてはただただガス代が高くなるだけです。
それどころか、水道水を加熱することによって塩素はなくなりますが、先に挙げたトリハロメタンという有害物質が増え、それが妊婦さんに良くない影響を与えるとも言われているようです。
トリハロメタンは蓋をしていない容器で10分以上加熱すればいなくなるそうなので(揮発性)、料理に使う場合はそれほど気にする必要はないかと思います。
水道水の塩素ってどのくらい?人と料理への影響は?
さっきから登場する塩素。水道水といえば塩素ですが、このメインである物質によって健康面への影響はあるのでしょうか?
答えは「否定は出来ない」
限りなくクロだと思います。
塩素と有機物が合わさって出来るのが、先に挙げたトリハロメタンですが、妊婦さんや乳幼児に限らず、長い間水道水を飲んでいるとトリハロメタンによって発がんリスクが高まるとも言われています。
もちろんすぐにすぐ、というワケではありませんし、可能性として、です。
どちらかというと、料理の味への影響のほうが大きいでしょう。
「なんかカルキ臭い」なんてのは誰しもが経験のあることで、水道水を使うかミネラルウォーターを使うかで、料理の味は感じてわかる程に差が出ます。
ミネラルウォーターや浄水器の水に慣れている人は、より一層カルキ臭が気になるかと思います。
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3・水道水で料理しちゃダメなの?
「料理はミネラルウォーターっしょ」みたいな話ばかりしていますが、まぁそんなことはないです。
日本の水道水は世界でもキレイな方で、そのまま飲もうが料理に使おうが、いきなりそこまで深刻な被害があるかというとそんな事もありません。
健康については可能性の域を出ない話ばかりです。
ですが、どうしてもカルキの塩素の臭いがありますし、その料理への影響は想像以上にあります。
「問題なく食えるけど」っていうニュアンスですね。
あくまで「美味しさを求めるならミネラルウォーターや浄水器」っていう程度の認識で良いのかな~って思いますね。
使わなくても大丈夫だけど、使えば美味しくなるよってことです。
料理に使うなら水道水よりも?
もしも最高に品質がいい水を使いたいなら、ウォーターサーバーがいいでしょうね。
でも、あれって場所とるしボトル高いしで、僕はあまりオススメしません(笑)
実は我が家も最近ウォーターサーバーから「ウォータースタンドで十分」ということになり、付け替えることにしました。
水質にそこまでこだわりがなければこのお水で十分だと思いますよ。普通に品質良いし場所とらないし安いです。
→まだ飲み放題ウォーターサーバーにしないの?
水も食材です
なんだかまとまりのない話になりましたけど、要約すると
「料理にしても、健康面にしても理想はミネラルウォーターや浄水器。水道水は皿洗いとかお風呂」
「でも水道水だからって何か悪いわけでもないよ」
といった具合です。
水道水で料理が不味くなる説だけは確実に否定が出来ないようですね。
ついつい忘れてしまいますが、水って立派な食材であり調味料でもあるんですよね。
水を使う料理なんて数知れずです。
良い食材や調理法を追い求めるよりも、水を見直すことのほうがよっぽど基本的で、大事だと思いませんか?(^^)