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キッチン|床下収納の湿気、原因と対策【台所の床下カビ対策】

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キッチンの床下収納

 

床下収納、便利ですよね。

でも、家を建てるときには『これは合った方が良い』と作った床下収納ですが…

 

『カビが…』

 

湿気に悩まされて、開けてみればイヤ~な臭いが…なんてあるあるです。

僕の実家も床下収納はあるのですが、湿気が溜まりやすく、結局今はほとんど使っていません(´・ω・`)

 

この記事では、キッチン床下収納湿気る原因とカビ対策についてお伝えして行きます。

 

床下収納を活用したいが、カビたり湿気ったりして困っている。

そんなあなたの役に立つ記事です。

キッチン床下収納が湿気る原因

『同じような床下収納なのに、あっちはカビが生える。こっちは生えない…』

こんな事って、よくあったりします。

 

僕の話ばかりで恐縮ですが、実家の床下収納は湿気りやすいのに、友達の家の床下収納は特に気を使わなくても大丈夫…なんていう事もありました。

 

では、床下収納が湿気りやすい、カビが生えやすいのは何故でしょうか?

あなたのお家の事情と照らし合わせると、原因が見えてくるかもしれません。

湿気は温度差によって発生する

まず、どうして湿気が溜まるのか。

換気扇もないような床下収納は密室なのに、不思議ですよね。

 

これは庫内に入れた物によって、収納庫内でも温度差が発生するから。

冬場に、窓に結露が出来ていますよね?あの理屈と同じです。

 

なので、収納したものによって1カ所だけ空気が溜まりやすいとか、発酵食品を入れていて温度が上がりやすくなっている状態になると、特定の場所に水滴ができ、それがカビの原因になったりもします。

入れる物によってもカビやすさが変わる

床下収納と言えば、保存食や調理器具、買い置きの食材を入れる事が多いかなと思います。

ここで気を付けたいのは、『水分を含む食材』です。

 

入れるとは思いませんが…白菜みたいな瑞々しい食材を放り込んでおけば、やがて水分がしみ出てくるのは当たり前ですよね。

 

そこまで極端な話ではなくても、食材の多くは水分を含んでいます。

いくら乾燥しているように見えるものでもそうですし、床下で漬け物なんて作っていれば最高です。

こういった水分の出やすい食品類は湿気を作り出す大きな要因になります。

換気扇や空気穴が原因になっていることも

床下収納によっては、換気扇やファン、空気穴が設置されていることもあります。

本来は湿気対策としての設備ですが、実はここに落とし穴があることも。

 

と言いますのも、換気扇や空気穴のダクトが向かう場所は、『土地』です。

その土地が水分の多い状況下にあれば…わかりますよね?

おそらくこの土地による差はかなり盲点で、同じ設備、同じ収納物でも湿気る場合とそうでない場合があるのはこういった背景も要因としてあるのではないでしょうか。

 

『うちはマンションだから!土地とか関係ないから!』なんていうケースもあるでしょう。

しかし、コンクリートだって水分を含んでいないワケではありません。

雨が降れば、コンクリートから水がしみ出ている光景を見たことがあるのではないでしょうか?

 

また、同じマンション内でも湿気の多い場所、少ない場所は当たり前にあります。

極端な話、空気穴や換気扇の大元になる場所が水たまりだったりすればただの加湿器になります。

 

入れる物による差。

そして環境による差。

これこそが、床下収納が湿気りやすい原因になります。

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キッチン床下収納の湿気対策

では、キッチンの床下収納がカビたり湿気ったりしないためにはどうすれば良いのでしょう。

 

『ここに食材しまえれば助かるのになぁ…』なんてありますよね。

大丈夫。

このパートを読めば、今まで以上にキッチンの床下収納を活用出来るようになるはずです。

掃除は基本|湿気りやすさに合わせて頻度を調節しよう

当たり前と言えば当たり前ですが、僕の実家はやっていませんでした(笑

『床下収納は基本的に開けないものだし、掃除もほとんどしない』なんて、実は結構あるのではないでしょうか?

 

湿気もそうですが、カビは餌がなければ繁殖しないのは自明の理。

年に一度か、湿気りやすいなら半年に一度とか…ご自宅の状況に合わせて、中身を全て出して掃除しましょう。

 

この時、カビの繁殖を防ぐためにアルコール除菌してあげることをオススメします。

ドラッグストアなどに行けばアルコール除菌スプレーや消毒用のエタノールが売っているので、こういった物を使ってこまめに掃除し、清潔に保つようにしたいですね。

詰め込みすぎない

気持ちはすっごい分かります。

収納なんだから、出来るだけスペースを使いたいですよね。

実際、『何が入ってるわかんない』なんていう方も多いのではないでしょうか?

 

ですが、理想は7~8割までしか物を入れず、温度が上昇しにくい状態をキープすることです。

 

整理整頓してあれば、適度な掃除にも繋がります。

ぎゅうぎゅうだと掃除する気も起きませんよね。

防かび剤や湿気取り商品を使う

ベタな方法ですが、効果はしっかりあります。

 

●新聞紙

●備長炭

●キッチン用除湿剤

 

除湿剤のオススメは『西友 きほんのき』

除湿剤 きほんのき

コスパも除湿力も高い優秀なやつです。

換気扇や空気穴ではなく、適度に開閉する

換気扇や空気穴が原因だと思われる場合、逆に塞いでしまうことで湿気を防げたケースもあります。

もちろん、その場合に限らずですが、適度な開閉があれば湿気はたまりにくく、温度差も緩和されるでしょう。

収納する物の選び方

収納するなら、基本的に使用頻度の微妙な調理器具がオススメ。

食材を入れると、やっぱりどうしても湿気とカビのリスクが増えます。

 

他にも、

 

●瓶詰めなどの完全密封された保存食

●缶飲料、瓶飲料

●非常食

●防災グッズ

●思い出の品物

 

まぁ、こればかりはご家庭によって事情があるので一概には言えませんが、水分の多い物や、袋状のものはオススメ出来ません(温度が上がりやすい)

 

逆の考え方で、頻繁に使う物を収納して、適度な開閉が起こるようにするのも良いかもしれませんね。

カビが生えたときの掃除方法

余談ですが、それでもカビが生えてしまった場合の対策を。

カビは一度生えてしまうと、根こそぎ取らない限りしつこく生え続けます。

 

●次亜塩素酸ナトリウム有効塩素4%未満を買う

●次亜塩素酸ナトリウム1:水5の割合で希釈

●出来たものをスプレーに入れ、カビに噴射

●15分ほどで拭き取る

●カビが消えるまで繰り返す

 

他にも、薬局に行けば食品周りに使えるカビ取りがあるかと思います。

中途半端にやってもいたちごっこで消耗しますので、しつこいくらいにキレイにしたいですね。

もちろん、目立ったカビがなくてもオススメです(というか、それが理想)

まとめ

空っぽのキッチン床下収納

床下収納の湿気は、悩む方は本当に悩みます。

どう原因を考えても、何故かカビる場所とかあるんですよね…

 

●適度な掃除

●開閉

●入れる物

●土地

 

このあたりを考慮して、ご家庭ごとに対策を考えていくしかなさそうです。

床下収納の清潔を保ち、足元から健康を守りましょう!