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【木のまな板】素材はどれがおすすめなの?4種類の特徴を分析!

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まな板はどんな物を使っていますか?

プラスチック?ゴム?空いた牛乳パック?w

 

どんな物だって一長一短、特徴や使い方次第で重宝したり粗大ゴミにもなるものです。

 

木のまな板は包丁への歯触りが良く、トントンしやすい(?)のが特徴で人気ですね。

僕はプラスチックに刃が当たる感触が苦手で愛用しています。

 

そんな木のまな板の素材の特徴と、家庭で使うのにおすすめの素材をご紹介。

どれがお勧め?木のまな板の素材別特徴4つ!

まず共通している木のまな板のメリットですが、

・程良い柔らかさで切りやすい

・下までしっかり力を入れて切れる

・腕が疲れにくい

・包丁が刃こぼれしにくい

 

こんなところですね。

反面、手入れを怠るとすぐに雑菌が繁殖するというデメリットも持ち合わせています。

 

話が逸れました。

それでは、素材別に見る木のまな板の長所です。

一口に『木のまな板』って言っても、その素材、種類は様々。

『どれも木でしょ?』なんて声が聞こえてきそうですが、ちょっと待って下さい。

道に生えている草花がそれぞれ全く違うように、木だって生態系が全然違います。

 

ここでは、世間一般に木のまな板に使われている檜・桐・銀杏・青森ひばについて紹介していきます。

檜(ひのき)

 

お風呂なんかでも使われている檜は、木製まな板が初めてでも使いやすいかと思います。

耐水性・防虫効果・抗菌作用に優れているからこそ、お風呂に使っていても腐ったりしないわけですよね。

 

デメリットを挙げるなら、『香り』でしょうか。

檜の香りが好きな方もいますが、中には苦手な方もいるかと思います。まな板って言ってもそれなりにニオイはしますから、もしかしたら嫌かもしれませんね(売り場でわかることでもありますが)

あと、ちょっと重い。

 

桐は柔らかく、抗菌・防虫作用もしっかりしています。

そして何よりも『軽い』こと、『乾きやすい』ことが特徴です。

 

今はあまり見かけませんが、タンスって言ったら桐ですよね?ばぁちゃん家で着物がしまってあった。なんて方もいるかと。

それだけ、『湿気らない』ということです。(たまに虫は入りこむけど)

 

その軽さと乾きやすさは実用性で言ったらトップクラスかもしれません。

まな板って、料理する人ならほとんど毎日使いますから、水を吸った木のまな板がいつまでも乾かない…なんてイライラ、不便が1番遠くなります。

銀杏

 

銀杏の特徴は『柔らかさ』ではないでしょうか。

たぶん、和食のプロで多く使われているのは銀杏のまな板です(多分ですがw)

 

なぜなら、まな板よりももっと高い包丁が傷まないから。

柔らかさ故に、包丁の当たりが良く、カビにさえ気を付けていればかなり使い心地は良いと思います。

僕は檜と銀杏は使った事がありますけど、今は銀杏ですね。

 

デメリットは、ちょっと重いこと、乾きにくいことです。

青森ひば

 

ヒノキチオールという成分に注目。

 

これが耐水・抗菌・防臭とまるで木の弱点をカバーしてまな板になるために生まれてきたような素材です。

言い替えるなら、『水はじきが良くて』『カビにくくて』『ニオイも残らない』という事です。

 

つまり、お手入れが楽ちんなんです。

他の木のまな板は、どうしてもニオイが残りがちですし、外干しが必要になってきます。

でも、青森ひばだけは室内干しでもそこまで嫌な臭いが残ったりしません。

 

デメリットとしては、他のまな板よりも相場が高くつきがちなことでしょうか。

お財布と相談ですが、長く使うならやっぱりこういった実用性で選ぶのがオススメです。

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【共通】木のまな板の普段の手入れ

余談になりますが、どの木製まな板を使うにしても、心がけたい使い方があります。

知らないで使ってしまうとすぐにダメになる反面、正しい使い方をお手入れを知っておけば長持ちするのが木のまな板です。

簡単にご説明しますね。

1・濡らして使う

使う時は、ニオイや油が移らないように、まな板全体を水で濡らしてから使います。

こうして水の膜を張ることで、食材の香りや油などが染みこまないようにするんですね。

2・使ったらガッツリ洗う

洗うのはデリケートに洗う必要はないです。

たわしやスポンジでゴシゴシ、しっかり汚れは落としましょう。

仕上げに熱湯を回しがけして除菌です。

 

めんどくさい時、そんな大した物を切っていないとき(フルーツとか)なら、熱湯消毒だけで十分です。

3・【注意】乾かし方について

注意したいのは、『直射日光にあてないこと』です。

意外と、というか、知らないとついつい天日干ししちゃいますよね^^;

 

これは木が縮んで割れる原因になるので、木のまな板は陰干し、風通しの良いところで乾かすのがベターです。

【まとめ】おすすめは檜or桐

1枚のまな板の写真

もう一度、木のまな板の素材についておさらいします。

 

檜・・・水に強い、菌に強い、檜くさい

桐・・・乾きやすい、軽い

銀杏・・柔らかい、重い

青森ひば・・乾きやすい、臭いに強い、高い

 

さて、この中でどれがお勧めか。

1番は桐ですかね。僕、使ってないですけどw(次は桐にしたい) 

本当は青森ひばなんですけど、価格帯とかも考えると桐が1番良いです。

 

理由は、実用的だから。

 

確かに銀杏とかも良いですが、プロでもない一般家庭で使うなら、乾きやすいっていうのは大きなメリットです。

めんどくさいんですよ。乾くまで待つの…

 

もちろん、しっかりお手入れ出来るなら他にも選択肢はありますが、僕みたいなズボラな方なら乾きやすさ重視した方が良いです。絶対。

だって、まな板が後になっていつまでも湿気ってたら嫌じゃないですか?

これ、あるんですよね。ちゃんと干さないと。

 

やっぱりサッと洗ってサッと乾く、これが家庭用のまな板のあるべき姿…かもしれません。

はい。超個人的な意見です(´・ω・`)じゃ。