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七五三に何食べる?お祝い向き食べ物7選と縁起の悪い食べ物!

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11月15日は七五三です。

長生き出来なかった平安時代を起源に、男の子も女の子も人間としてこの世に定着する年齢とされたおめでたい日です。

 

七五三には、おじいちゃんおばあちゃんや、近所の同年代の友達と会食を行うこともあるでしょう。

せっかくなら、普段と違うご馳走を用意して、心に残る思い出にしたいと思うのではないでしょうか。

 

『七五三って、何を食べたらいいの?』

『七五三ならではのお祝い料理とかあるの?』

 

そんなあなたに、七五三向けお祝い食べ物をまとめてみました。

七五三のお祝いに食べたい食べ物やデザート7選

ひな祭りにはちらし寿司、正月にはおせち、といった具合に、日本には行事にちなんだ食べ物、料理というものがあります。

 

では、七五三は、と言うと、実はないんですね^^;

七五三特有の食べ物と言ったら千歳飴のみで、後は『これが定番!』という食べ物は存在しません。

 

そのため、基本的には「お祝い向け」の食べ物、料理がシーンに合っていると言えます。

そこで、ここではお祝いの席に出てくる食べ物。縁起の良い食べ物をご紹介します。

鯛の煮付け

1・鯛

鯛は定番ですね。「めでたい」ということで、ホテルの料理メニューなどにも必ずと言っていいほど登場します。

 

ただし、魚が嫌いなお子さんや、骨が…という方もいます。

見た目は豪華ですが、会食では手を付けられないこともあるある。

刺身やお造りなどにして、食べやすさも考慮するようにしたいですね。

2・赤飯

赤には邪気を払う力があるとされ、魔除けの意味で様々なお祝いの席に出されます。

また、赤飯の上に乗せる『南天の葉』にも、『難が転じる』という意味合いがありますので、添えてあげるとGOOD

 

ちなみに、小豆は熱すると割れます。

そのため、お祝いの席では小豆ではなく、熱しても割れないささげ豆を使うのが一般的です。

3・れんこん

たくさんの穴が、『先を見通す』という意味合いを持ち、縁起物としてお祝いの食べ物の代表格です。

『先を見通す』なんて、これから長い人生を歩む七五三のお子様たちにはピッタリではないでしょうか。

4・こんぶ

『よろこぶ』『よろこんぶ』

まるでシャレのような昆布の縁起の良さですが、古くから結婚式やお祝いの席など日本の食卓に登場してきました。

 

また、こんぶはもともと『広布(ヒロメ)』、これを音読みするようになったのが始まりという説もあります。

そのため、『お披露目』という意味合いもあるそうですよ。

5・粘りのあるもの

納豆やオクラなどのネバネバ食材。体に良い物でもありますが、『粘り強く』という意味になります。

これから先の人生、子供たちが物事を簡単に投げ出すような人にならないようにと願いが込められますね。

 

普段から口にしている食べ物でもありますが、こういったお祝いの席で食べるとなると、その受け入れ方も変わってくるのではないでしょうか。

6・柿

日本でも「嘉来(かき/おめでたいことが来る)」と語呂合わせして縁起が良いとするのをはじめ、お金を「かき集める。」という語呂合わせ、五角形であることからの『ごうかく』、柿の木が長寿であること…

などなど、柿にまつわる縁起の良い話は多い物です。

季節柄、甘く熟れた柿が売られている時期でもありますので、デザートにいかがでしょうか。

7・いよかん

いよかん=『良い予感』

これまた、先を見通す七五三にピッタリです。

 

しかし、こうして見てみると、日本人の縁起の良い食べ物って、語呂合わせがほとんどなんですね…^^;

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これは良くない!縁起の悪い食べ物

正直なところ、七五三には食べものの決まりもなく、子供達が喜んで、しかもある程度縁起物だったら格好がつきます。

 

ですが、実は中には『縁起が悪い』とされ、お祝いの席には不向きな食材というものが存在します。

 

『こんな縁起の悪い食べ物出しやがって!』なんていう方はいないとは思いますが、頭の片隅にでも入れておくと良いかもしれません。

樽に入った味噌

味噌

失敗することの例えとして、『味噌をつける』という言葉があります。

このことから、味噌は縁起が悪い食べ物として、お祝いの席に出すことはまずありません。

今の若い方は気にするほどでもないかもしれませんが、結婚式の引き出物が味噌だったなら、一定数『はぁ?!』という方もいるくらいです。

 

当然、七五三にも不向きと言えるでしょう。

なし

梨ですね。

言葉通り、『無し』ですから、財産がなくなる、縁がなくなる、病人が出る、という意味になります。凶木ともされていますよ。

 

ただし、『なし』ではなく『有りの実』と読んであげれば縁起物になるんだそうです…^^;

スルメ

する=『お金をなくす』という語呂合わせです。

スルメの事を『あたりめ』と呼ぶこともありますよね?これは先ほどのナシと同じ理屈です。

 

ですがその一方で、日持ちの良い食品であることから末永く幸せが続くという意味とする説、室町時代の頃からお金を「お足」といい、足の多いスルメは縁起が良いとする説などがあります。

呼び方さえ気を付ければ良いのかもしれません。

たくあん

定食屋さんで出されるたくあんは2切れであることがほとんど。

これは、一切れ→人を斬れ、三切れ→身を切れという意味合いになるからだそうです。

 

縁起というよりは、昔のお侍さんにこの数で出したら『人を斬れと?!』『切腹しろと?!』といった感じで怒ったためだと言われています。

日本人はダジャレの国なんでしょうか…

どじょう

どじょうに限らずですが、4文字の食べ物は縁起が悪いとされています。七五三でも避けた方が良いのかもしれません。

 

…あたりめ…?

すいません。何でもないです。

 

気を付けるのは、味噌くらいで十分でしょうか^^

健全な精神と肉体は食べ物から!子供達のこれからをお祝いしよう!

七五三のお祝いをする女の子

七五三に並べたい食べ物、個人的な主観ですが、ポイントは『子供達の将来』にかけての縁起物が良いのではないでしょうか?

 

・長寿を願う

・成功を願う

・成長を願う

 

こんな点を考慮した縁起物こそ、これからを祝う食べ物としてふさわしいかと思います。

まぁ、もちろんですが、主役である子供達の好きな食べ物。これに尽きることはないのではないでしょうか。

 

何はともあれ、これからの子供達の成長を願って、おめでとうございます^^