僕は家庭で鉄フライパンをメインに使っています。
長いこと家庭で使っていてわかった「鉄フライパンのメリットとデメリット」について解説。
鉄フライパンのメリットとデメリット
メリット
1・使えば使うほど良くなる!半永久的な寿命とフライパンを「育てる」喜び
一般に家庭で多く使われているテフロン加工などのコーティングフライパンは買ったばかりの頃は良いのですが、コーティングがはがれてくるとこびりつくようになってしまい、買い換える必要がでてきてしまいますよね。
ところが、鉄フライパンなら~?
・「年月とともにこびりつかなくなっていく」
・「こびりつくようになっても復活可能」
・「正しくお手入れをしていれば、ずっと使える」
最初はこびりつきやすい→だんだんパワーアップしていく
というイメージなので、使えば使うほど愛着が湧いてきますよ^^
2・熱の伝わりが強い!早い!
変形もせず熱伝導に優れているので、「焼く・炒める・揚げる」の調理には本当に最適です。
もともと僕が鉄フライパンを買ったきっかけはは「美味しいハンバーグ」を作るためだったのですが、使ってみると「野菜炒め」や「ウインナーを焼く」・「チャーハン」といった「強火で短時間」なもの、中華料理などは大活躍しますよ。
お肉を焼くとわかりますが、普通のフライパンと鉄のフライパンでは、肉汁の出方がまるで違いますよ。違います。違います(エコー)
バーベキューで(鉄板で)ウインナーを焼くと美味しい、といったイメージでしょうか?
3・丈夫なのでどんどん傷つけて大丈夫!そして安い!
洗うときは金だわしでゴシゴシ、と傷をつけることを気に病むこともありません。
価格帯においても、安いもので2000円~高くても5000円程度と、非常にリーズナブルで、「一生使える」ことを考えるとコスパは限りなく高いと思いませんか?
4・鉄分がとれる
鉄のフライパンで調理をすると、わずかながら鉄分を摂取出来ることが知られています。ただし、貧血などに即効性のあるものではなく、あくまでサプリメント程度と考えておきましょうね。
デメリット
1・初めて使う時は「空焼き」等の下準備が必要
これを「面倒」と感じるかどうかはわかりませんが(私は楽しかったですけど^^)、購入直後に、まずコーティングを落とす作業が必須になります。
若干手間に感じるとは思いますが最初にこれさえしておけば、定期的なお手入れなどはないのでむしろズボラなと方にオススメですよ。
2・重い
サイズにもよりますが、他のフライパンに比べるとかなり重いので、女性の方は少し大変かもしれませんね。(嫁さんは「重いからヤダ」と言って使おうとしません 笑)
3・煮る・蒸すのは苦手
これはデメリットというよりは、向いていない調理法がある、というだけのことですが、あまりにもデメリットが少ない(と思っている)ので挙げておきます。
もちろん出来ないことではありませんが、「煮物や蒸し料理はもっと適したものがある」ということだけ覚えておきましょう。
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購入直後は「空焼き」でコーティングをとりましょう
コーティングといっても、テフロン加工などの焦げ付き用のコーティングではなく、「防錆加工」のことです。
これは簡単に言うと、「商品としてお店に置くための」ものなので、お店に売っている鉄フライパンには間違いなくされています。
よく「空焼き不要」と書いてあるものもありますね。私が買ったフライパンもそうだったのですが、この工程でしっかりコーティング樹脂はとれました(笑)
そのような表記があってもやった方が間違いはないと思います。どちらにせよ、変形したり壊れてしまう訳ではないですからね。
どうしてもな場合はお店やメーカーさんに問い合わせてみましょう。
空焼きの手順は、別の記事で後ほど詳しくご紹介しますが簡単に言うと「高温であぶり、コーティング樹脂をうかせて洗う」というものになります。
鉄フライパン・日頃のお手入れは?
これについても後ほど「空焼きの手順」とともに詳しくご紹介します。基本的に洗剤は使わず、水と金だわしで簡単に落ちるようになります。
鉄フライパンのオススメのサイズは?
もし購入をご検討中であれば、私が使っているサイズとオススメのサイズを参考までに。
これは僕が使っているもので直径27㎝と結構大きめです。
※黒いのは長く使ってついた「油の膜」で、正しく使っていくとこうなります。決して汚いわけではありませんので(笑)
このサイズだと男の僕でも少し重く感じるのですが、「何をどれだけ作るにしても大きい方が間違いない」という理由で大きいものを選びました。
1~2種類のフライパンを使い回すのであれば、僕は大きいものをオススメします。
また、「普段どのぐらいの量を作るか」にもよると思います。今使っているフライパンのサイズを図ってみて、それより大きいのがいいか、そんなにサイズは必要ないか、という目安にしてみるといいかもしれませんね。
深さ(形)についてですが、うーん、これは悩みどころですね・・・鍋型(中華料理店のチャーハンなどに使っているあれ)なんていうものもありますが、やはり炒めや焼きに向いている事を考えると「浅くて底の広いもの」でしょうか?
僕は深い方を使っていますが、これは「スープパスタなどもあふれずそのまま使えるから」です。
迷う場合はやはり大きく、深くかなと思います。「大は小を兼ねる」という考え方ですね。
フライパンひとつひとつに「用途」と「こだわり」を
他にもたくさんオススメのフライパンはありますが、やはり「万能なフライパン」というものは存在しません。できる限り、用途にあったものを使うことであなたの料理もいっそう美味しくなるのではないでしょうか♪