【プロが教える!】とか言いつつ、『元』プロですがw
まぁ、元でもプロはプロ…どっちでもいいか( ・∀・)
僕は元々美的センスと器用さが絶望的に無い人間でした(今もね)
キッチンで働き始めたころ、そのあまりの盛り付けの下手さ加減に半ギレで料理長に怒られたのは今でも軽いトラウマです。
それでも、料理長指導に沿って盛り付けることによって、わずか1日くらいで僕のサラダの盛り付けは見違えるほど美味しそうに改善しましたとさ…
そんな、『サラダの盛り付けの基本とコツ』についてシェアしていければと思います。
元プロがこっそり教える!すぐに昨日までのサラダが美味しそうに盛り付けられる基本とコツ5つ!
しつこいようですが、…たった1日ですよ?!
僕の盛り付けが改善するのに要した時間です。
つまり、それだけ基本とコツを頭に入れて盛り付けをすることで、サラダに限らず、これからあなたが作る全ての料理に生きてくるスキルだと確信しています。
(実際、それ以降料理全般の盛り付けスキルが飛躍的に上がりました)
なので、これから紹介する基本…『ほえ~(゚Д゚)』なんてなんとなく見ないで、しっかり頭の片隅にメモしておくことをオススメします。
1・お皿選び
まぁ、お皿は家にあるものを使うほかにないでしょうけど、もしもまだ買いそろえていない方のために。
ハッキリ言って、お皿は『センス』が生きてきます。
『基本覚えたら上手く行くよ』みたいな事言っておいてなんですけど、お皿はマジで美的センスや好みが絡んできます。
でも、それだけだと雑なので…無難なのは、『大きめサラダボウル』か『広くて大きな四角or丸皿』がオススメです。
この『大きめ』の判断基準ですが、『作ろうと思ってる量よりは大きく』という考え方です。
1人分が多いなら普通サイズ、多人数なら大皿、みたいな感じですね。
とにかく『ちょっと大きすぎ』くらいが美味しそうに盛るためのコツです。
2・大切なのは高さ
百聞は一見にしかず。まずは2つの写真を見比べて下さい。
どちらも同じような材料のシーザーサラダです。
どちらが美味しそうに見えますか?
…答えは後者かと思います。
もちろん彩りや写真の明るさもありますが、それ以前に2つの決定的な違いは『高さ』にあります。
上の写真も悪くはありませんが、どことなく野菜がしなっていて、野菜がシャキシャキしそうにありません。
この2つのように、同じ材料、同じ皿と量で盛り付けたとき、高さがあるかないかで見た目に大きな差が生まれます。
なるべく中央に、なるべく高く盛ることで、見た目が華やかになって、豪華な感じがしますね。
1つ注意したいのは、『ギュウギュウ』とまるで砂山のように詰め込むのはNG。そもそも野菜の量がすさまじい事になります。
ふんわり、野菜が立つようなイメージで立体的に盛り付けるのがコツです。
3・色に関して
赤、黄、緑、白、黒。これらの色を取り入れることで彩りが生まれます。
サラダだったら緑は勝手に入りますから、黄色や赤が欲しいところですね。
意識しなくてもやっている方も多いでしょうが、具体的には
赤→トマト、パプリカ、チェリーなど
黄色→卵、コーン、パプリカ、レモンなど
白→チーズ、卵、シーザードレッシングなど
黒→黒胡椒、アンチョビ、貝類など
白と黒は場合によりけりです。多くすれば良いっていうものでもありません。
色味が足りないなと思った時に、先ほどお話しした『皿』が活躍したりします。
そう、皿も『食卓の色』なんですね。
例えば黒いお皿なら、反対に明るい色を取り入れて、粉チーズなんかかけてみたりしても良いし、白いお皿でイマイチパンチが足りないと思ったら黒胡椒や濃い色のドレッシングにしてみたりと…
まぁ、この辺りはセンスです。僕はザコいので無難に反対色で中和するイメージしか出来ません。
もちろん、一色でもいいんですが、カラフルな方が無難、ということですね。
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4・余白は上手に使おう
最初に、『お皿は大きめの物がオススメです』と言いました。
これはなぜかと言うと、余白があるかないかで見た目の上品さが変わってくるからです。
またしても写真で見比べてみましょう。
どうですか?
『え、別に上のやつだっていいじゃん』って思いましたか?
その通りですね^^
基本的には全体の4割前後の余白を持たせて、中央に寄せるのが盛り付けの基本でもありますが、それもケースバイケース。
上の写真の場合、上品さは下のサラダに比べて少ないけど、今度は賑やかな雰囲気になります。
ただしこれはサラダだから通用する話で、オシャレにしたい、品を出したい料理ならそうはいきません。
お皿いっぱい並んだカプレーゼとか、ちょっと嫌じゃないですか?
お椀ギリギリのコーンスープとかね。
そんな感じで、どっちか迷うなら間違いなく余白は合った方が良いです。
それも程良い余白がベスト。やり過ぎても寂しくなるので、大きくとっても5割くらいまでにしましょう。
5・細かい心配りでワンランク上の盛り付けに
ぶっちゃけ、ここはおまけです(笑)
出来ればですが、最後の一手間を惜しまずに行う事で、普通のサラダとは見た目のレベルが一段階変わります。
一手間って言っても、大きな事はしません。
・皿の端っこに垂れた汁は拭き取る
・ドレッシングなどは出す直前ににかけて食材がくたくたにならないように
・飾りの色野菜を添えることで、まとまりが出る
こういう感じですね。
飾り野菜に関しては、お店でやるならいいんですけど、家庭で行うとどうしても食材が余りがちになるのでオススメしません。食材が余ったときにでもやれば良いかと思います。
まずは見た目よりも食材をムダにしないのが先決です。
おさらい
5つに分けて話すと覚えにくいと思うので、もう一度完結にまとめます。
1・皿は大きめ
2・中央に高く盛る
3・彩り豊かに
4・余白は持たせる
5・細かな仕上げ
これをもっとまとめると、『真ん中に高く盛る』っていうだけ覚えておくだけでも違いが出ます。
以上、サラダの盛り付け、基本のコツでした。
料理全てに使えるスキルでもあるので、クセにしちゃうと良いかと思います^^