夏~秋にかけて収穫の全盛期を迎えるさつまいも。
ふっくら甘くてしかも栄養価も高い。
食物繊維も豊富な素敵なやつです。
そんなさつまいも、
『冷蔵庫で保存?』
『いやいや、常温でしょ?』
『でも、部屋暑いけど大丈夫?』
なんて、保存する温度がよくわからないあなたに向けて。
さつまいもの保存にベストな温度と、夏場でも長持ちさせる方法についてまとめました。
さつまいもの保存に適した温度
まず、さつまいもの基本的な保存ですが、常温保存になります。
広く全国で食べる事は出来ますけど、こいつは一応、熱帯地方の食べ物なので、何よりも寒さと過度な乾燥に弱いってのがポイント。
あと、保存時の水洗いは厳禁。
表面から水を吸っちゃって腐りますのであしからず。
土つきなら土がついたまま。買ってきたやつならそのまま保存がベターです。
13~16℃が適温
熱帯地方とかもっと気温高いでしょうけどね。
18℃を越えてくると発芽が進んでしまいます。13~16℃あたりがさつまいもに嬉しい温度になります。
家の中の日が当たらない場所が丁度このくらいの温度になるので、
常温、冷暗所に置いておくのがベスト。
冬場はさつまいもにとってツラい気温になるので、新聞紙やタオルなどでくるんで保管しましょう。
甘くさせる保存温度
収穫から日の浅いさつまいもは、追熟させることで甘みが増します。
つっても、特に何かするわけじゃなくて、同じように保存してあげればOK。
温度に関しても、普通の保存と同じに考えてあげれば良いでしょう。
注意したいのは、湿度を85~95%くらいに保つこと。
そうじゃないと、干しいもだか普通のさつまいもだかわからないボソボソした食いもんになっちゃいます。
保存期間は2ヶ月が目安
2ヶ月!
さつまいもって、めちゃくちゃ長持ちします。
適当に保存してても1ヶ月は大丈夫だと思います。
干したり、完全に一定の気温、湿度をキープ出来るなら、3~6ヶ月は持ちますよ。
逆に、最初に洗ってしまったり切ったりしちゃうと一気に腐敗が進むので、その場合は1週間くらいを目安に食べきるようにしたいところ。
余談ですが、温度も湿度も一定に保つのは土の中がベストです。冬も平気で越えます。
あんまやらないと思うけど。
さつまいもを夏場でも長持ちさせる秘訣
夏場でも冷暗所で保存できれば問題ありませんが、室内ってエアコン使ったり閉めっきりになったりと、結構気温差があるんですよね。
高い温度だけじゃなくて、この気温差による結露が夏に食材が腐る原因だったりもします。
なので、真夏なんかはさすがに冷蔵庫の方がオススメです。
温度がある程度一定になりますので。
野菜室がオススメ
いわゆる普通の冷蔵室の温度は3℃くらい。
さつまいもは8℃を下回ったあたりから『さ、寒い…なんだか眠くなってきた…』つってダメになっていくので、
冷蔵室よりも温度が高い野菜室がオススメ。
それでも6℃前後になりますので、タオルでくるむとか、新聞紙で巻くとかして冷えすぎないようにしてあげると長持ちします。
湿気に注意
また、冷蔵庫内は水気が多いことで有名なので、乾いたペーパーや新聞紙でくるむなどして、しっかり湿気から守ってあげましょう。
まとめ
さつまいもと保存温度について
・適温は15℃前後
・湿度を90%前後に
・20度近くなると発芽しちゃう
・10度未満で腐りやすくなる
・夏場は常温より野菜室
・頑張れば常温でも2ヶ月以上持つ
こんなところです。
食材を保存するとき、ポイントになるのは、その食材の生まれ故郷に近い環境にしてあげることですね。|Д´)ノ 》 ジャ、マタ