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【昆布醤油と醤油の違い】使い方や味の違いについて3分で把握!

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透明の小皿に入った醤油

 【昆布醤油と醤油の違い】が気になって夜も眠れない人へ。

回転寿司とかに行くと、『昆布醤油』とか『だし醤油』なんて置いてあって、『なにこれ普通の醤油と何が違うの?』なんて思ったりしませんか?

スーパーでも似たようなボトルで似たような位置に置いてあるから間違って買ってきちゃったりして。

 

『煮物に使いたいんだけど大丈夫?』

『味はどう違うの?』

『使い方がよく分からないんだけど』

 

そんな昆布醤油と醤油の違いについてまとめました。

昆布醤油と醤油!いったい何が違うの?

世の中には、名前こそ似ているものの、蓋を開けてみれば使い方や味が全然違っていて、『似たようなもんでしょ』といって使っていると、料理が別物として完成してしまうことがあります。

 

同じ『醤油』の冠こそあれど、その違いを把握することは美味しい料理作りに欠かせないかもしれません。

醤油とは

醤油とは、大豆や小麦などの穀物で作った麹を塩水と混ぜて発酵させることで出来るもの。

料理の味付け・香り付け・仕上げはもちろん、刺身や冷や奴などにそのままかけて食べる事ができる万能調味料です。

 

まぁ、醤油については今更説明する必要もそんなにないかなーと思うので割愛していきます。

昆布醤油とは

問題は『昆布醤油ってなに?』という点ですね。

 

醤油には本来5種類の分類があります(こいくち・うすくち・たまり・白・再仕込み)

醤油の種類5つ!特徴や使い方完全網羅した人はこっちへ

 

昆布醤油は、このうちのどれでもなく、『だし醤油』とよばれるものになります。

なので、昆布醤油とは何か→『だし醤油とは何か』っていう話になってきます。

 

だし醤油とは、醤油にかつお節や昆布をつけて、そのだしの味がブレンドされた醤油のことで、「醤油+だし」っていう認識。つまり「だし付き醤油」っていう意味。

要するにただの醤油なんですね。

 

普通の醤油をブラックコーヒーとするなら、だし醤油は砂糖とミルクが入ったコーヒーみたいなものです。

 

使う醤油に指定があるわけじゃありませんが、うすくちや白に昆布をつけて使うことが多く、塩分が少なくても味がしていて、刺身や寿司などには向いています。

お寿司屋さんに置いてあるのはこのためなんですね。

普通の醤油だと、塩っ辛く感じることもあるかもしれませんが、うすくちの昆布醤油とかなら塩の代わりにだしが利くのでそこまで塩辛くなく済む、ということです。

昆布醤油の特徴と使い方

昆布醤油の特徴は味がまろやかなこと、味が単調ではないことです。

『まろやか』って言われてもよく分からないかもしれませんね。醤油をそのまま飲むと喉が痛くなりそうですが、昆布醤油ならマイルドな塩気なので、そこまでじゃありません(例えですよ。そのまま飲んだらどっちみち塩辛いけど)

 

基本的な使い方としては、醤油と同じに使ってOKです。

ただ、マイルドでだしの良い香りがあることを考えたら刺身や冷や奴、お寿司などの『直接かける系』で活躍させたいところ。

 

もちろん、煮物などにも使えますが、期待するほど『ダシ!』という感じはしないと思いますので、煮物に入れるなら普通にだし汁は必要になるかと思います。

 

昆布醤油はこんぶの旨味がプラスされているぶん、「醤油の代わりに使ってはダメ」という場面はありません。ハイグレードな醤油っていう認識であながち間違いでもないかと。

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めんつゆと昆布醤油の違いは?

冷や麦をめんつゆに付けている

余談ですが、似たような味のめんつゆがあります。

 

昆布醤油、もとい『だし醤油』は、厳密に言えば醤油ではなく、『加工醤油』という扱いになります。(醤油にみりんや砂糖、だしを入れてをいじくったから)

 

めんつゆもそれと同じで、醤油をベースにみりんや砂糖、だしなどを入れてブレンドしたもの。つまり『加工醤油』の一種です。

『加工醤油』→だし醤油・めんつゆ・焼肉のたれなど、醤油の味を変えたやつ。

 

要するに、「どんな味付けをしたか」によって、それがめんつゆか昆布醤油か、はたまた焼肉のたれかが違います。

昆布醤油は文字通り昆布を浸してだしをとっていますが、めんつゆの多くはそこにみりんや砂糖でさらに甘味を増やしているケースがほとんど。

 

より完成された味付けになっていて、そのまま付けつゆとして食べられるようにされていますね。

用途としては、本来は名前通り『めん専用』ですが、調味料や隠し味として使っている方も多いでしょう。

だしや甘味など、色々と入って味が完成されている分、『めんつゆ使っておけば間違いなし』みたいなめんつゆ信者も多いのではないでしょうか。

 

まぁ、極端な事言えば、メーカーが醤油に何か足して『これめんつゆだよ』って言えばめんつゆだし、『色々入ってるけど昆布醤油で』って言えば昆布醤油ってことになります。

まとめ

・昆布醤油とは、醤油を加工した『だし醤油』の中の1つ

・塩気の代わりにダシの味と香りがあるのが特徴

・加工された醤油なので、味は単調ではなく、そのまま使うのに向いている

 

醤油が化粧水・乳液・保湿クリームとバラバラなのに対し、めんつゆや焼肉のたれ、だし醤油といった加工醤油は『オールインワンジェル』みたいなものですね。

 

次は、こんな記事も読むと、調味料の使い分けがさらに上手になりますよ↓