お菓子や料理を作っている時に、レシピに「三温糖」とか「上白糖」とか書いてあって、「ちょなに言ってるかわかんないんだけど」ってなってるそこのあなた!
ここでは、
- 三温糖の代用に適した砂糖
- 三温糖・上白糖・グラニュー糖の違い
についてまとめてあります。
三温糖がない!代用できるものは?
結論から言うと、三温糖がない場合に代用するなら上白糖がオススメ。
「上白糖ってなんぞ?」というと、いわゆる普通の砂糖の事です↓
「上白糖もないんだけど!」っていう場合には、グラニュー糖でも大丈夫。
グラニュー糖は、コーヒーとかのスティックシュガーに使われているさらさらした砂糖のことです。
という事で、何かしらの砂糖で代用することは出来ますが、使い方が若干変わってきます。
特にお菓子作りなんかだと、ちょっと分量を変えれば味にダイレクトに影響が出るので、次は上白糖・グラニュー糖をそれぞれ三温糖の代用に使う場合の使い方です。
上白糖で代用する場合
上白糖と三温糖の大きな違いは、三温糖の方がよりこってりしていて、甘味が強いこと。
なので、普通の砂糖で代用するときは、三温糖の分量より気持ち多めに入れてもいいかなと思います。ほぼ同じでも大丈夫ですが。
三温糖独特の風味とコクを出すために
普通に使ってもいいんですけど、三温糖独特の風味に近づける小技を。
- フライパンに少量の水と砂糖を入れて強火
- 茶色く焦してカラメルに
こうしてから使うとさらに良いです(お菓子作りだとダメだよ。料理に使う時だけ)
グラニュー糖で代用する場合
グラニュー糖は、この3種類の中だともっともあっさりした甘味になります。
「じゃあいっぱい入れればいっか♪」って話ですねw
一般的に、お菓子作りで砂糖って言うとグラニュー糖を指していることが多いです。
代用するときの注意!「〇カップ」と「〇g」の違い
基本的には同じ分量で作っても問題ないんですけど、気を付けたいのがレシピに「〇カップ」っていう表記があったとき。
っていうのも、例えば1カップ(200cc)を同じように計って入れた場合、それをgに直すとこうなります↓
- 上白糖→110g
- グラニュー糖・三温糖→180g
例えば、三温糖の代わりに上白糖を「1カップ」で入れちゃうと、下手すりゃ2倍近い砂糖を入れていることになっちゃうんですねヽ(´Д`;≡;´Д`)丿ヤベェ
面倒かもしれませんが、上白糖で代用する時にはgに直して代用するようにして下さい。
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三温糖・上白糖・グラニュー糖の違い
ここで、三者の違いを表にしてまとめました。
上白糖 | 三温糖 | グラニュー糖 | |
甘さ | 〇 | ◎ | △ |
コク | 〇 | ◎ | △ |
あっさり | 〇 | △ | ◎ |
水分 | 多い | 多い | 少ない |
大さじ1あたりのg(ckal) | 9g(35ckal) | 13g(34ckal) | 13g(46ckal) |
こうすると、グラニュー糖がいかにデブ砂糖かわかりますw
4割増しくらいカロリーあるのかな?あっさりしてるくせに。
次に、製法の違いです。
砂糖(上白糖)
上白糖・グラニュー糖・三温糖、もとは全て「ショ糖」という物質から出来ています。
これを濾過したり加熱したり分離したりなんやかんやこねくり回して出来るものが砂糖。
上白糖は、最後に出来上がった砂糖の結晶に結晶ビスコ(転化糖液)をふりかけたもので、水分と転化糖液をそれぞれ1%以上含んだ物がいわゆる上白糖になります。
三温糖
砂糖が作られるとき、遠心分離機で「砂糖の結晶」と「糖液」に分けられます。
三温糖はこの糖液(残りカスみたいなもんw)を、もう一度煮詰めて作ります。
繰り返して加熱することから「三温」糖なんですね。
残りカスって言っといてあれだけど、逆に言うと最後まで濃縮された砂糖なんで(もともと普通の砂糖)、甘味・コクは群を抜いています。
煮物や一部のお菓子作りに使われることが多いです。
グラニュー糖
ショ糖から不純物をとったり濾過したりこねくり回したもの。
「それ砂糖じゃね?」
はい。グラニュー糖と上白糖の違いは、最後の「結晶ビスコ」をまぶしているか。
ただ、それだけ。
まとめ
難しい話は置いといて、要するにみんな砂糖ってことです。
なので、代用どころか
「三温糖だとしつこいから、上白糖にしてみよう」とかできるわけですね。
ちょっとでも頭に入れておけば、代用も使い分けも思いのまま。
ちなみに僕の名字はサトウです。中学校の時のあだ名は「シュガー」でした|Д´)ノ 》 ジャ