みなさんは醤油はどんなものを使っていますか?
うすくち?こいくち?
一口に醤油と言ってもその種類はさまざま。我が家では基本的にはうすくちと濃い口の2つを使っています。
どの醤油をいつどんな風に使ったらいいのでしょうか?
醤油の種類と、それぞれの特徴・使い方です。
醤油の種類は何種類あるの?特徴や使い分け方を解説
現在、国内で製造、販売されている醤油はおおまかに分けて5種類に分類されています。
1・こいくち醤油
2・うすくち醤油
3・白醤油
4・たまり醤油
5・再しこみ醤油
それぞれの特徴を全力でご紹介していきましょう。
こいくち醤油
最も一般的に使われているもので、その割合はなんと8割以上にもなるんだとか。
うすくちも結構多いイメージですが、食卓用としても使われているのでその分だけこいくちのほうが多くなります。
主な原料は大豆・小麦・塩。
特徴と使い方
一般的に普及しているだけあって、万能ですね。
煮物や甘辛たれ、炒め物やスープの香り付けのアクセントといった具合に、しっかりと味をつけたいときに使うときに使うことが一般的です。
後からかけるものとして食卓用の醤油には濃い口がベスト。
冷奴に薄口醤油、では味がぼけてしまいますからね。
うすくち醤油
濃い口に次いで使われているであろう醤油。
全国的な出荷量は10%~15%ほど。
主に京料理などの関西で使われていて、濃い口に比べると熟成、発酵ともに浅めです。
ゆるやかに熟成させるために製造過程では濃い口より塩を1割も増やしているそうですよ。
主な原料は濃い口と同じ大豆・小麦・塩。
製法による違いですね。
特徴と使い方
味がまろやかで甘味があり、濃い口のようにピリッとはしていません。
味付けのメインとしてではなく、炊き込みご飯やだし巻き玉子、濃い口だとしょっぱくなってしまう煮物(味を吸いやすい食材)に向いています。
素材本来の味を生かすときに使うといいでしょう。
白醤油
しろしょうゆは愛知県生まれの醤油で、しょうゆというよりはだし汁に近いかもしれませんね。
全国的な出荷量は1%未満と希少な存在です。
みりんとだし汁の中間みたいな感じです。はい。伝わりづらいですね(・_・)
うすくちよりもさらに薄味のもので、香りと甘味がかなり強いです。
主な原料は小麦。大豆は少量。
特徴と使い方
風味と甘味が強いので、含み煮や茶碗蒸し、あんかけ等に使ってもいいですね。
色と味は薄いので漬け物などにも使われていているそうですよ。あっさりしていて美味しそうです。
たまり醤油
これは聞いたことがあるかと思います。
「まぐろの漬け」等に使われるやつですね。
全国的な出荷量は2%未満。思っているより少ないですねー(・_・)
東海地方では一般的に使われているそうです。
最大の特徴はその独特のとろみでしょう。刺身にそのままつけても美味しいです。
主な原料は大豆。小麦が少量のようです。
特徴と使い方
よく使うのはやはり漬け。
具材によく絡むので佃煮や照り焼き、甘辛たれによく合います。
ユッケにかけると僕が興奮します。
その味の濃さからもせんべいでもよく使われていていますね。聞いたことありませんか?「たまり醤油せんべい」なんて響きで。
再しこみ醤油
山口県発祥。山陰地方の特産しょうゆです。
全国のしょうゆのうち1%未満しか使われていないそうですよ。
おそらく一番希少なものかと。
その製造方法に違いがあります。
普通のしょうゆ
大豆や小豆に麹菌を加え、麹をつくる。
↓
できた麹に食塩水に加え、発酵、熟成させる。
再しこみ醤油
途中まで同じ
↓
食塩水で仕込むところをしょうゆで仕込む
「しょうゆ×醤油」なので再仕込みということです。お茶をもう一度急須に注ぐようなイメージ。
現在では全国的に製造されていて、場所によっては食塩水と醤油をブレンドしたものを使ったりと様々です。
主な原料は大豆・小麦。
特徴と使い方
想像しているとおり、かなり濃い味、というよりも贅沢な味になっています。
煮物や料理の味付けに使うには味が濃いのでテーブルに置いておくのがいいでしょう。
再仕込み醤油で食べる卵かけごはんには全米が涙します。
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番外編・醤油+でもっとおいしく!
・だし醤油
しょうゆにかつお節やこんぶの旨味成分を加えた物で、昆布しょうゆや土佐醤油と呼ばれていますね。
回転寿司のテーブルに行くと置いてあることがあるかと思います。
・めんつゆ・天つゆ
だしやみりん、旨味調味料を合わせたもの。
簡単に料理にも使えて万能な調味料となっています。
・たれ
にんにくや豆板醤を合わせた焼き肉のたれ、香辛料で香りをつけた蒲焼きのたれなどがありますね。
たれ類を使ったアレンジレシピも多数存在します。
醤油の種類と特徴を知って、上手に使い分けよう
もう一度まとめます。
醤油の種類は、
●こいくち醤油
●うすくち醤油
●白醤油
●たまり醤油
●再しこみ醤油
・その他味付き醤油
同じ醤油でもこれだけの種類があり、さらにそのなかでもメーカーや職人さんの手により味が変わってくるんですね。
それぞれ食べ比べてみてはいかがでしょうか。