たまに玄米食になるmasaです。
『玄米って体に良いし、続けたいんだけど炊くのがめんどくさいんだよねぇ』
『でも、浸水しないと毒とか味とかあれなのかな…』
こんなあなたに向けて、玄米をすぐ炊く方法とデメリットをまとめました。
忙しいあなた、この記事を覚えておけば、手軽にストレスなく玄米食を楽しめるようになりますよ。
【圧力鍋や炊飯器で!】調理器具別|玄米をすぐ炊く方法まとめ!
一応ですが、本来推奨されている玄米の食べ方を軽くご紹介しておきます。
1・12~36時間ほど浸水させ、発芽を促す
3・炊く
玄米の毒性への対応やまずさ・臭いへの対策として発芽させるというものです。
とはいえ、なかなか余裕がなくてこれを毎日続けるのもめんどうだったりしますよね。
どんな健康食も続かなかったら何の意味もありません。
そこで、どうにか玄米をすぐ炊く方法がないか探してみたところ、いくつかの方法がありました。
【圧力鍋でもOK】早炊きで最も有名|玄米びっくり炊き
早さ:☆☆
味:☆☆☆
『玄米をすぐ炊く』なんて検索すれば真っ先に出てくる方法なのでご存じの方も多いでしょう。
秋田地方に伝わる炊き方で、その名前は途中でびっくり水を入れる事に由来しています。
使う鍋ですが、炊飯器以外ならたいてい大丈夫だと思います。
(炊飯器でも出来ますが、ちょっと手順が違うため後述)
ホーロー鍋・ステンレス鍋・土鍋・圧力鍋・ストウブ鍋などですね。
●玄米1合~
●水 適量
1・玄米をザルで洗い、さっと水を切る
2・鍋に玄米と1.2~1.5倍の水を入れる(例:玄米2合なら水は3合前後)
※玄米が古いほど水を多く入れる。あとは好み
3・強火にかけて蓋を閉め、16~20分ほど
※焦げてないか心配なら要確認
4・『ピチッパチッ』と焦げ付くような音がして、水がひたひた程度に減ったら再度水を投入(びっくり水)
※水の分量は米に対して0.8~1.2倍
5・水を入れたらしゃもじでよく混ぜ蓋をし、火は引き続き強火
6・10~15分ほどで頃合いを見て火を止め、5分ほど放置して蒸らす
水加減などがいまいちわからない方は動画でもどうぞ↓
炊飯器でびっくり炊き
早さ:☆☆
味:☆☆
こちらは先ほどのびっくり炊きの炊飯器バージョン。
クックパッドで人気があったレシピを拝借しました。やはり2回に分けて水を投入します。
●玄米2合(360ml)
●水(1回目)米の1.1倍量(400mlくらい)
●水(2回目)米の0.8~1.0倍量(300~360mlくらい)
1・玄米をザルでさっと水洗いして水気を切る
2・炊飯器に米と1回目の水を入れ、急速炊飯で炊く(お急ぎモード)
3・2回目の水を入れ、しゃもじで混ぜ合わせる
4・もう一度急速炊飯で炊く
※元レシピ↓
【炊飯器】ぬるま湯を使う
早さ:☆☆☆
味:☆
もっと手軽な方法ですが、味は少し落ちます(笑
洗米~炊飯をぬるま湯で行う事で給水率を高めようという至極単純な方法になります。
●玄米2合
●塩小さじ1/2
●ぬるま湯3合の分量
1・ザルに玄米をあけ、ぬるま湯で3回ほど研ぐ
2・炊飯器に玄米とぬるま湯(白米の分量と同じ)を入れ、塩を入れる
3・普通の炊飯でOK(玄米モードがある場合は水を少し減らす)
【毒性が気になるあなたへ】乾煎りしてから炊く
早さ:☆☆
味:☆
高温で乾煎りすることで玄米の毒性と言われているアブシジン酸を無毒化して、なおかちもみが割れて給水しやすくなります。
でもあんま美味しくないです。
1・玄米をザルやボールでしっかり洗う
2・水気を切り、中華鍋やフライパンで強火にかける
3・焦げないよう煽りつつ、12~15分ほど
4・必要な分量の水を入れ、余熱で沸騰させる
5・全て炊飯器に移して炊く
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玄米をすぐに炊く3つのデメリット【回避策あり】
ここまで玄米をすぐに炊く方法をご紹介しました。
でも、気になるのは
『浸水させないで大丈夫なの?』
『毒があるとかないとか…』
『味は?硬くなったりしない?』
そんな疑問も残るかと思います。
そこで、玄米をすぐに炊くデメリットと、問題なくすぐに炊く方法も一緒にご紹介します。
まずは注意点、デメリットから↓
まずい・硬い
第一に、しっかり浸水、発芽させた玄米に比べて味が落ちます。
もちろんお米の品質や調理方法によってはそこまでではないでしょうが、やっぱり相対的にまずくなりますね。
それと、浸水させる目的として給水がありますが、ここが疎かになりますから、当然硬くなりがちです。
使うお米によっては臭さも残りやすく、全体的に『美味しくない』という現象に遭遇しやすくなります。
毒性に懸念が残る
発芽させる大きな目的は玄米の無毒化にもあります。
玄米にはアブシジン酸という発芽抑制因子があり、これをそのまま体内に入れると私たちのミトコンドリアを傷つけると考えられています。
と、怖い事を言いましたが、僕が以前に調べ上げた結果では、『ぶっちゃけそんな気にする必要ないよ?』となっています。
「玄米の毒性」っていうのは、発芽玄米売りたいメーカーが大げさに言ってる可能性があるよ。というお話。
玄米の毒性の真偽について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓
発芽していないので消化に悪い
先ほどの『硬い』というところにも通じますが、発芽していない、浸水していない玄米はもみがガードしている可能性がかなり残るので、消化に悪いです。
もともと玄米は消化に悪いのですが、それがさらに際立つ格好になりますね。
そのため、健康に良かれと思って食べる玄米も胃腸に負担をかけて下してしまったり、玄米の醍醐味でもある栄養素が吸収されずに終わるという…。
せっかく玄米食にしても本末転倒なことになりかねないのです。
みかんを皮ごと、ナッツ類を殻ごと、カニを…っていうのと同じ話ですから、本来ならやはり食材に合った調理法を心がけたいですね。
ワンタッチで炊ける発芽玄米炊飯器があります
『でも、いちいち発芽させるのめんどくさい…』
『もっと簡単な方法ないの?』
なんて思うそこのあなたには、ワンタッチ、ボタン1つで発芽~炊飯まで行ってくれる炊飯器もあります。2時間で発芽させてくれます。
●白米の予約炊飯くらいなら出来る
●手軽に玄米を続けたい
●めんどうは嫌だけど、食生活には気を遣いたい
●美味しく食べたい
そんな方にはオススメですので、もし「うちの炊飯器も古いな…」と感じる方はこちらの記事を続けてどうぞ↓
まぁ、後は舌と手間との相談ですね。以上、玄米をすぐに炊く方法とデメリットでした。