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【まずい発芽玄米を美味くする】誰でも今すぐ出来る4つの改善

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発芽玄米

 

『まずい…まずい…』

『でも、体に良いから』

『ダイエットに良いから』

 

こんな調子で玄米をムリに食べていませんか?

『発芽玄米にチャレンジしてみたけど、まずくて修行なんだが』と。

ハッキリ言いますが、毎日の食事を我慢して食べるくらいなら、発芽玄米なんて食わない方がマシです。ストレスの方が問題ですからね。

 

自慢ではありませんが、僕の実家は農家なので、米には少しだけうるさいですよ^^

ここでは、発芽玄米がまずい原因とともに、誰でもすぐに見直す事が出来るポイントを4ステップにまとめました。

べちゃべちゃ・パサパサ・糠臭い…発芽玄米がまずい原因と改善点

●塩をひとつまみ入れる

●小豆を混ぜる

●白米と共に

 

こんな方法がありますが、この記事ではあくまで『発芽玄米を美味しく食べる』をコンセプトにしていますので割愛しますね^^;

ここでご紹介するのは、混ぜ物を入れたりするわけじゃなくて、発芽玄米そのものを美味しく食べる基礎基本のお話。

何事も基本があってこそ、ですからね。

 

発芽玄米が美味しくない原因ですが、おそらくこの4つに大別出来ます。

1・そもそも米が悪い

2・糠臭いのは浸水と洗米の問題

3・発芽できていないかしすぎ

4・道具が合っていない

 

今回は『発芽~炊き方』に関するお話ですので、保存状態に関しては適切に保存している体で話しますね。

ちなみに、保存がしっかり出来ていないとマズイのはもちろん、虫が湧く原因にもなりますので注意です。

1・発芽玄米は米選びが大切!精米前提の玄米なんてもってのほか

おそらくどこのサイトに行っても言われているので、『また米選びの話かよ』と思われるかもしれませんが、それだけ大事だからみんな口を揃えて言うことでもあります。

 

お肉が悪ければ固くて臭い。

魚が悪ければ身が薄くて脂が乗っていない。

同じですね。

 

同じはずなのに、発芽玄米に慣れていないと何故かこれだけは安かろう悪かろうで通す方も多いかと思います。

良い物は高いんです。これは仕方がないですね。

別に高い物を買えってことじゃないですけど^^;

 

白米にしても同じ事が言えますよね。

 

●人工的に急激乾燥されたもの(芽が死んでいるため発芽しない)

●農薬使用(残留農薬の臭い)

●収穫が遅いもの、時間が経ちすぎたもの

●精米前提の普通のお米

 

こういったものはNGです。

今はネットで比較検討しやすい時代ですから、口コミなどを参考にして良いお米を選ぶようにしましょう。

2・ぬか臭いのは洗米と浸水によるもの

お米が良い事を前提に、それでも『なんか糠臭い』『田舎の臭いが…』『藁みたいな…』っていう事があります。

で、『玄米は臭いものだ』みたいに言う人がいますけど、そんな事もないです。

確かに白米よりは多少臭いが残りますが、それでも気になるレベルに臭いっていう方は、洗米~浸水の方法をこうしてみましょう↓

 

●まず玄米を水が透き通るほど良く洗う

●40度前後のお湯に1日浸ける

●浸水している間もまめに水を取り替える

 

玄米を水に浸けている

 

浸水させて発芽させるまではみなさん行っていると思いますが、水をこまめに取り替えたりなんかは行っていないかと思います。なかなか忙しくて時間もないでしょうからねぇ…

 

でも、お米は水を吸うものです。その水が臭いまま放置されていたら、どうなるかは言うまでもありません。

 

また、浸水させている水の中で、一緒に微生物も増殖します。

この微生物の排泄物も混ざり、これを『発芽臭』と呼びます。こうなるとぬか臭いどころか、今度は酵母が発酵して、すっぱい腐ったような臭いもしてきます。

 

糠臭いままの水を米が吸うから。そして菌も繁殖するから。

この2つの要因になるので、浸水中は水を取り替えることが大切になります。

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3・発芽しすぎかしなさすぎ

重ねてしつこいようですが、『発芽率のしっかりした米』を使っている前提でお話します。発芽しない死んだ玄米は論外です。

 

●気温と水温

●使う米の特徴(慣れ?)

 

この2つのポイントを自分でしっかり確立しないと、そもそも発芽が難しいんですよね…

どこそこで『丸1日浸水!』って書いてあったからといって、完全に同じかと言うとそんなことも無かったりします。

何度か水温、時間などを見て感覚を掴むようにします。

 

そして肝心の発芽具合ですが、芽がヒョロッと出て来たらやり過ぎ。もう種子に栄養素が残っておらず、パサパサになります。

発芽しすぎた玄米

 

逆に発芽しなさすぎても、今度は固いでしょう。

 

ベストな状態は、芽がほんの少し、鳥のクチバシのように出て来た状態です。

適度に発芽した玄米

 

この状態で炊くことで、パサパサや固い状態を防ぐことが出来ます。

4・ぶっちゃけ、普通の炊飯器で炊くのはハードモードすぎる

発芽玄米の大きなポイント。それは『何で炊くか』です。

正直、ここが大きなポイントで、道具次第で美味しいかまずいか半分は決まると言えます。

 

先に挙げた「浸水が~」とかも、あくまで普通の白米用の炊飯器で美味しく炊くために試行錯誤することです。

言い替えたら炊飯器さえ専用のものであれば、そこまで細かな気配りは必要なくなります。

 

ピザを家庭で美味しく焼くためにあれこれ試行錯誤するけど、結局ピザ釜さえしっかりしてれば他が雑でも美味いよね。

でもピザ釜はムリだから、家庭用のフライパンで美味しく焼く方法を…

こういう話です。

 

これが普通の炊飯器で炊こうと思うととたんに難しくなり、どんなにレシピ通りにやっても美味く出来なくなります。

べちゃべちゃになったり、逆に水を減らしたら底が焦げたり、なんてありますよね。

美味しく食べようと思ったら、やっぱり道具なんですよね。

悔しいけど、どんな道具でも美味しく作れるのは本当にプロの方くらいです。

 

じゃぁ土鍋や圧力釜ならいいのかって言いますと、これはこれで職人さんのような技術・勘・経験が必要になってきます。

普通の炊飯器に比べれば自由度があるから、慣れ次第では美味しくなる可能性はありますが…

 

どうしても発芽玄米がまずい。何をやっても美味くならない。

そんな場合、もう炊飯器が合っていないという結論がスマートかと思います。

 

ちなみに、スイッチ1つで面倒な浸水~発芽~炊きあがりまで行ってくれる炊飯器があります。続けてどうぞ↓

【発芽玄米】美味しく早く炊ける!面倒がないから続けられる|そのオススメの炊飯器とは

毎日食べる物だからこそ、楽に、確実に作れるこういう炊飯器はありがたいですね。

続かないと意味がない!美味しい発芽玄米で、心も体も健康になろう

冒頭でも言いましたが、まずいと思いながら続けるのは修行です。

それだと、体には良くても精神的にやられちゃいますよね。

 

そうそう、『体には良いけど』なんて言いつつ、実は「発芽玄米は危険!毒!」という意見もあります。

次はこんな記事はいかがでしょうか。