先日、友人のお子さんが小麦アレルギーということが判明したらしく、その友人は「小麦とかなんも食わせらんねえじゃんどうするぅ?」と言っていました。
んで、我が家でも嫁さんのマンゴーアレルギーが発覚。
「そういえば最近食物アレルギーてよく聞くよな~」と感じ、調べてみました。
そしたらなんと、ここ10年間くらいで食物アレルギーにより病院を受診する患者さんが2倍、いや3倍、もしかそれ以上に増えてるじゃありませんか。
特に多いのが小学生くらいまでのお子さんだと判明。
飲食店なんか行っても、アレルギー物質の表記をよく見かけるようになりましたよね。
なぜ近年になって食物アレルギーが増えたのでしょうか?私たちの口にするものが変わったのか、それとも体質・・・
そんな原因を独断と偏見で。
- ずばり「大げさになったから」
- 6歳くらいまではよく出る
- 医師に問題ありでは?
- もう1つの増えた要因「文明の発達」
- 正しくはお医者さんに聞くこと!!絶対だぞ!!
- 結論「アレルギーについて正しい知識を持ってない人が増えた」
ずばり「大げさになったから」
いや、こんな言い方をするとホントに苦しんでいる方には悪いんですけどね。ごめんなさい。
でもそういうホントに重篤なアレルギーを持っている方が増えた訳ではないんですよね。
興味深いデータがあります。
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ある小学校では、子供の食物アレルギーに気をつけていて、「これはムリ、アレルギーだから」という自己申告(ご両親の申告)で、給食のなかからその品目は抜いていました。
が、その申告があまりに多く(子供によっては20品目とかあったらしい)、
まともに給食を出すことが困難になったため、
「自己申告のあった食べ物を少量ずつ(ほんとに爪の先ほどづつ)食べさせて、特に体に異常がなければ徐々に増やしていく、、、」という方法をとったところ、
なんと6割の子供が申告のあったアレルギー食品を普通に食べられる事が判明。
学校は方針を変え、「きちんとした医師の診断を受けてきて、アレルギーを証明してきてくださいね」としたところ、
最終的に8割以上の子供が普通に食べられました。
ほんとにアレルギーのあった子供は1割強しかいなったんですね。
6歳くらいまではよく出る
特に乳幼児のころは出やすく、鶏卵・乳製品・小麦などは3大アレルギーとしてよく知られていますよね?(友人とこも小麦だ)
ですが、あまりに症状がひどくない限りは年齢とともに抗体ができて、大人になる頃には平気になっていることが多いんです。(大人になってから出るアレルギーはまた別で、こっちの方がやっかいみたい)
最近では「わざと少しづつ食べさせる」なんて治療法もあるみたいですよ。
医師に問題ありでは?
これはお医者さんに責任があると思うんだけど、「子供の頃は出やすいんですよ~」とか「そこまでたいしたものじゃないですよ」とか、きちんと個別に説明せず、
「はい、アレルギーです食べるとやばいです」みたいな対応も多いんだとか。
さっきの小学校の例でも、決して親御さんが過保護なわけではなく、「前にアレルギーの診断があった」から。
そのまま「うちの子は〇〇がダメ」ってなっちゃったんですね。
1度症状が出たりしたものをお子さんに好き好んで食べさせる方は多くは無いでしょうからね。
もう1つの増えた要因「文明の発達」
アレルギーはそもそも「増えた」のではなく「明るみに出た」だけなのでは?と。
最近では病院に行って、かなり詳しく調べることができるようになりました。
その結果、今までアレルギーだと思わなかったものも診断に出たりします。
冒頭の友人なんですが、お子さんと一緒に自分も検査したところ「かに」と「いか」がアレルギーだったそうです。
でも、その友人、今まで普通に食べていたんですよ。
なのに、診断が出た途端「オレ、アレルギーだから」と口にしなくなりました。
こうして、今まで食べれたものもアレルギーと診断されて、「これはアレルギーなんだ」と思い、過敏になる。
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そして周りの人間にも、SNSなんかでも発信していく
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そういえばオレも、私もあれ食べられないかも
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これアレルギーだよやばいよ
こんな連鎖が、食物アレルギーという言葉そのものの認知を広げ、結果的に「増えたように感じる」のではないでしょうか?
中には正式な診断も無いのに、「アレルギーだ」なんて言い張る人もいるようです。
もちろんその時はたまたま体調が悪かっただけかも知れませんし、はたまたかまってほしいだけで騒いでる人もいるかもしれませんね。
こうして見ると「大げさ」というのも過言ではないのかなという気もしちゃいます。
日本人だから
「アレルギーだ」と言われると、小学校や保育園では「なにかあったら自分の首が」と、事なかれ主義な日本人らしく無難に無難に、学校における体罰問題かのような扱いになります。(いや、ホントになにかあったら大変なんだけど)
飲食店での表記が多いのも、気遣い半分、「ちゃんと表記はしておいたからね」という責任逃れ半分では?
アレルギーというものを丁寧に扱う姿勢がさらに「アレルギー」という言葉の認知につながっているような感じがします。
乱暴な言い方をすれば「騒ぐから過敏になるやつが増えるんだよ」ということですね。
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正しくはお医者さんに聞くこと!!絶対だぞ!!
とはいえ、本当にアレルギーと呼べるアレルギーを持ち、重篤な症状が出てしまう方もいらっしゃいます。
ここで記述しているのはあくまで個人的な意見ですので、「本当にダメなものは何か」「一生なのか、それとも自然に治るのか」という事を病院でちゃんと聞くようにしてください。
下手すれば生死に関わるので、「なんも気にしない」事をススめている訳ではありません。
結論「アレルギーについて正しい知識を持ってない人が増えた」
「食物アレルギー」という言葉の1人歩きですね。流行り言葉のようにアレルギーアレルギーと言っているだけな感じもします。
アレルギーとはなんなのか、自分は本当はどうなのか、正しい知識を持たずに「アレルギーだから」というのはなんか違うと思いませんか?
じゃあだからと言って「大丈夫でしょう」となんでも気にしないというのではなく、やはり医療機関での受診、医師にしっかりと聞く、という事が大事かと思います。
ホントは食べれるのに食べてないものがあったりしたら損ですからね←貧乏根性