食べてますか?『ゆかりご飯』。僕は週3で食べてます。
シソの香りと適度なしょっぱさで、何度食べても飽きませんよね。給食を思い出します。
ところでゆかりご飯ってなんで「ゆかりご飯」って言うんでしょう?「赤しそご飯」とか言いませんよね。
ゆかりさんが作ったから?
いったいどこの誰が言い始めたのか謎ですが、おそらく全国的に「ゆかりご飯」って言ったら同じ赤しその混ぜご飯を想像すると思います。
では、この『ゆかり』はなんなのか。
『ゆかりご飯とは』っていう所を気軽に調べ始めたら、結構由来が深すぎて落下の衝撃に耐えられない事が判明したので、まとめておきます。
ゆかりご飯とは?ゆかりご飯ネーミングの由来
『ゆかりご飯』はみんな大好き『三島のゆかり』をご飯に混ぜたものです。
実は、『ゆかり』とはシソのことではなく、この『三島のゆかり』の商品名から来ています。
厳密に言えば、三島のゆかり以外のものについては『ただの赤シソご飯』ですね。
屁理屈みたいな事を言っていますが、実際に昔は『シソご飯』という呼び名だったそうです。
それがいつの頃からか『シソご飯全て』を『ゆかりご飯』と呼ぶようになりました。
シソふりかけの中でも三島のゆかりがぶっちぎりの知名度なので、自然と=になったんですね。
今では給食などでもシソご飯=ゆかりご飯として出されます。
ゆかりご飯とは、正確には『三島のゆかりをかけたシソご飯』です。
三島のゆかりの由来
そうなると、『ゆかりご飯とは?』という質問は『三島のゆかりのゆかりってなに?』っていう話になってきますね。
このゆかりは、『縁』を指します。
『ゆかりのある人』『ゆかりの地』なんて言いますね。
スマホで「ゆかり」と打ち込むと、縁と変換できますよ。
意味合いとしては同じです。
さて、クイズです。
ゆかりご飯の色は何色でしょうか?
そう、紫色ですね。
実は、日本では紫色を『縁(ゆかり)』を表す色とされています。
風呂敷やふくさ(冠婚葬祭で使う袋)で紫が使われるのはそのためです。
『紫の ひともとゆゑに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞみる』
この歌が元になっているようで、意味合いとしては『むらさき草がそこにあるだけで、他の草花も愛しく感じる』みたいなニュアンス。
自分に関係のあるものには想うところがある、といったところでしょうか。
なので、紫色=縁の色=ゆかりの色、ということになります。
三島のゆかりは、『お客様と縁(ゆかり)がありますように』という意味と、『紫色である』という2つの事から付けられた名前なんですね。
まとめ
ゆかりご飯とは、
・有名なシソふりかけ『三島のゆかり』を混ぜたご飯のこと
・『ゆかり』は、縁。縁の色である紫色と、三島フーズさんのお客様を想う心でのネーミング
ということでした。
つまり、気になる女の子に『ゆかりご飯って、なんでゆかりって言うんだろうねー?』って言われたら、『君と僕がここにいるのも、きっと何かの縁(ゆかり)なんだよ』って言ってみて下さい。
それで付き合えますから。
現場からは以上です。