玉ねぎを食べるとき、特にサラダにするときになんかに、玉ねぎを水にさらすのはご存じですよね?もちろん辛味を抜くためですね^^
でも、この方法だと時間がかかるし、洗い物も増えて大変じゃないですか?
しかも、しっかり長時間つけておかないと苦みが抜けてなくておいしくなかったり、なんてこともあったりします。玉ねぎの辛味が抜けているかどうかでサラダの味は段違いですよね。
手間をかけないようにして、辛味が出ないようにできたらいいんですがそんな方法あるでしょうか?
切り方は玉ねぎの繊維に向かって垂直に!縦より辛味が出ません。
玉ねぎを半分にして見てみましょう。繊維が上下方向に走っていますよね。これを縦方向に切ると辛味が残ってしまいます。
なので、繊維に向かってヨコ、垂直に切るのが正解。これだけでもタテに切ったときに比べて辛味は出なくなります。
縦に切った場合と横に切った場合の使い分け方
ですが、なんでもかんでもタテに切ったらいい、という事ではありません。繊維に対して垂直に切った場合、切った玉ねぎが長くなります。はい。
カレーやなどに長い玉ねぎが入っていたらさすがにどうかと思いますよね(いや、気にしないならいいんですけどね、気にしないなら)なので、基本的にはサラダなどの生食の場合には垂直に、火を通す、辛味の気にならない料理ならヨコに切る。
いわゆるくし切りですね。とレシピによって使い分けましょう。
どうして横に切ると辛味がでなくなるの?
玉ねぎの辛味と臭いのもとになっているのは、硫化アリルという成分。玉ねぎを切ったときに涙が出て目がショボショボするのもこいつの仕業なんです。
そしてこの硫化アリルは、空気に触れることで気化します。つまり空気中に出て行くんですね。
繊維に対して玉ねぎを垂直に切ることで、繊維が空気に触れる面積が大きくなります。なので、結果として玉ねから辛味がすぐに出て行くんですね。
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玉ねぎを水にさらすのはダメ!栄養がなくなるよ!
玉ねぎの辛味抜きと言えば「水にさらす」でしょうけど、これはオススメしません。水道代がもったいないからではないですよ(笑)
どうして玉ねぎを水にさらさない方がいいのか
先ほど紹介した硫化アリルさんですが、水にさらすと栄養素とともに水の中に溶け出してしまいます。
せっかくの玉ねぎの豊富な栄養がなくなってしまい、水分と繊維のかたまりになってしまうからなんですね。
長時間水にさらした玉ねぎを食べた時に、思ったより甘くない、なんて感じた経験もあるのではないでしょうか?
玉ねぎからとれる栄養と効果効能はすさまじい。
この辛味のもととなっている硫化アリルですが、その健康効果は抜群で、数えたら20くらい出てきちゃいます、その中でも特に効果があるのが
1・血液をサラサラにしてくれるので血管が詰まって血栓になるのを防いでくれる。
2・新陳代謝が活発になる働きを持ちます。つまり、脂肪燃焼に効果があるということ。
3・肝臓の働きを助けて、疲労回復の効果が期待できます。
4・ビタミンB1を含む食材(豚肉など)と一緒に摂ることで、ビタミンB1の吸収を手助けしてくれます。
5・コレステロール増加にも効果あり。動脈硬化も予防。
6・NK(ナチュラルキラー)という、体内で作られたがん細胞を撃退する細胞の手助けもしてくれます。
少しあげただけでもこんなにあるんですよ。ビックリです。
主に血液サラサラ、疲労回復、美容にも効果ありといったところですね。こんなスーパー野菜が1ネット200円前後で売られているんですから驚きです。
水にさらさないならどうしろと?
この素晴らしい玉ねぎの栄養素ですが、水の中に溶け出してしまってはあまりにもったいない。繊維に対して垂直に切ったら、ペーパーやザルなどに重ならないように広げて、10~15分くらい放置します。
空気に触れる面積が大きくなるので、これで十分辛味は抜けますよ♪一切れかじって、もしまだ辛いようでしたら時間を少し延ばして下さい。
玉ねぎを甘くする切り方は、垂直に切って広げておく!
辛くない切り方でした。
これが1番良いですね^^辛味もそうですが、なによりも玉ねぎの豊富な栄養を流さずに摂ることが出来ます。
料理によって玉ねぎを切り分けて、今までよりもおいしくいただいちゃいましょう!