キッチンのすべて

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ベーコンとパンチェッタ。味や使い方の違いは?

 ベーコンの切り落とし

パスタのレシピなんかで「ベーコンではなくパンチェッタで」なんてよく見かけますよね?

パンチェッタてなによ。ベーコンじゃだめなの」と悩んだりしますよね。

私はというと、パンチェッタ=ベーコンのおしゃれな言い方だと思っていました(笑)

ベーコンとパンチェッタの定義はなんなのか。生ベーコンとはっていうお話♪

 

「燻製しているかしていないか」

結論から言っちゃえば、ベーコンとパンチェッタの大きな違い

 

・塩漬けして燻製したものがベーコン

・塩漬けしただけで燻製をしないのがパンチェッタ

 

ということになります。

 

使うお肉は、ともに「豚のバラ肉」なので、両者の大きな違いはここにあるといえるでしょう^^

友人に「ベーコンとパンチェッタの違いって知ってる?」と聞かれたら「燻製してるかしてないかでしょ」と答えれば間違いありません。

もともとはどっちも「ベーコン」

今でこそこのような使い方とされる両者ですが、実は「ベーコン」=調理方法のことで、パンチェッタとは「パンチャ=お腹の肉」という意味で使われていました。

このお腹の肉を「塩漬けにしたもの」を全てベーコンと呼んでいたのですが、地方によって天候などの環境の違いや人の好みにより、燻製にする地域があったんですね。

そしていつからか

 

燻製されたベーコン→   ベーコン

燻製していないベーコン→ パンチェッタ

 

と使い分けるようになり、意味合いが変わってきました。

つまり、もともとはどっちもベーコンだったんですね。

この意味で言えば「お腹の肉以外(肩ロースなど)を塩漬けしたら燻製していなくてもベーコン」です(他にもハムやプロシュートなどあるのでちょっと違いますが)

味の違いと使い分け方

もともとは「お腹の肉を指す言葉」と「塩漬けした肉」という意味で、それがいつからか「燻製しているかしていないか」という違いになったということは分かってもらえたでしょうか。

では、この両者の味の違いはどうなんでしょうか?

想像しやすく言えば「焼きナス」と「浅漬けのナス」といったところ。(←例えがへた)

 

・ベーコンは燻製されているのでそのままでも焼いて美味しく食べられます。料理のダシ(煮物に使ってみてください!)なんかにも最適で、パンチェッタと比べると味はマイルドで酸味もありません。

そして保存できる期間も長く、安価で手に入ることもメリットですよね。

 

・一方、パンチェッタは「しょっぱすっぱいハム」といったイメージで、そのまま食べると言うよりは塩分とダシを利用するのに向いています。

というか、けっこうしょっぱいです^^;

ベーコンもダシとして十分使えるのですが、この点においてはパンチェッタのほうがはるかに旨味があります。

なのでパスタなどにはパンチェッタのほうが向いているんですね。入手についてなんですが、ベーコンより売っているところは少ない印象ですね(最近はスーパーなどでも見かけるようになりましたが)

→自宅で簡単に作るパンチェッタ。

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ちなみに「生ベーコンなんてものは存在しません」

よく「生ベーコン」という言葉を使う人がいますが、生かどうかというのは「加熱してあるかしていないか」という意味のはず。

それなのにイタリア料理のこととなるとなにやらオシャレな食材かのように「生ベーコン」なんて言い方にしているだけです。はい。

塩漬けにした肉=ベーコンで、燻製もせず加熱をしていないならそれは今で言う「パンチェッタ」です。

 

「生」焼き肉のたれに漬けた生肉

「生」酢だこ

「生」刺身

と言っているようなもの。「生ベーコン」とはただの「生の肉」ですからねっ。(生食用となると意味合いも違うかもしれませんが)

 

ベーコンとパンチェッタ、両者の違いを知り、料理にそれぞれ使い分けることで新たな美味しさに巡り会えるかもしれませんね。パンチェッタのほうは燻製機がなくても自宅で作れるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?