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牛乳に賞味期限と消費期限があるたった1つの理由とは?

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牛乳パック

masaです。

牛乳をそのまま飲むと、体質上必ずお腹が怒ります。

腐るとヤバイやつNO1とも言える牛乳ですが、小売店では賞味期限消費期限の2つの表記があるって気づいてましたか?

僕は先日気がつきました(おい)

どうして2種類の表記があるんでしょうか?メーカー?製法?成分?理由はない?

行きましょう。

滅菌方法の違いだった

市場に出回る牛乳は全て殺菌処理されたもの。

その工程によって賞味期限と消費期限という2つの表記に分かれているんだそうな。

その中でも、一般的に「消費期限」と表記されるのは低温殺菌牛乳なんです。

低温殺菌とは?

殺菌方法には3種類あります。

超高温瞬間殺菌
  • 温度 120~130度
  • 時間 2~3秒

市販の9割。ほとんどがこの殺菌方法です。

高温短時間殺菌
  • 温度 72度以上
  • 時間 15秒

時期的には低温殺菌の次に出た方法。

低温殺菌(低温保持殺菌)
  • 温度 63~65度
  • 時間 30分

これが牛乳の消費期限の正体。

温度が高ければ殺菌時間は短く、逆に温度が低ければ滅菌にかかる時間は長くなります。

低温殺菌は1880年頃から用いられてる殺菌法で、もともとはぶどう酒や清酒に使われていたんだそうですね。

低温で殺菌することにより、風味や栄養素の劣化を防げる。言い換えれば、高温で殺菌すれば安全だけど味も栄養素もやっちゃうよっていう話。

低温殺菌=消費期限な理由

んで、栄養素が残る分、やっぱり腐りやすくなっちゃうんですね。

そのため、低温殺菌の牛乳は「消費期限」の表記が使われているっていうことです。

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賞味期限と消費期限の違い

低温殺菌の牛乳=消費期限というのは判明したとして、そもそも消費期限と賞味期限の違いってなんぞ?と思うかもしれないので一応簡単に説明。

賞味期限

傷みづらい、足の遅い食品に対してはこの表記が多くなります。

「おいしく食べられる期限」の目安ことですね。賞味期限の場合、過ぎたとしてもまだイケます。自己判断になりますけどね(。-∀-)

消費期限

対して消費期限は「おいしく食べられる期限」になります。味がどうこうじゃなくて、完全に食えるかどうかという目安。過ぎたらもう泣きながら捨てる他ありません。

主に傷みやすい食材にはこちらの表記が多くなります。

表記してある期限の大前提

この消費期限と賞味期限ですが、どちらの場合でも、あくまで未開封で、パッケージに記載された適温での保存が前提になります。

1回開けちゃったら通用しなくなるので注意ヾ(´ー`)ノ

まとめ

  • 牛乳の表記が賞味期限→高温で殺菌されている
  • 牛乳の表記が消費期限→低温で滅菌されていて傷みやすいため

余談ですけど、パックの口のところ。あれ指で開けるとそこから雑菌が入って繁殖しやすくなっちゃうんだとか。

そこまで気にするかっていう話だよね(笑)では♪