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食器用洗剤で手荒れする原因。手荒れしないための防止策とは?

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手荒れに困っている女性

日頃キッチンに立つ身。食器用洗剤による手荒れにはいつも悩まされています。乾燥肌なので手がかゆくなるんですよねえ。

僕は男なのでまだそこまで気になりませんが、女性の方は常にキレイな手でいたいものですよね。

 

今日は食器用洗剤の話。

洗剤で手が荒れる原因を知って、手荒れしないためにはどんな対策をしたらいいのか一緒に考えていきましょう^^

 

どうして食器用洗剤を使っていると手が荒れるの?その原因は?

そもそもどうして手が荒れるのか。

まずは食器用洗剤によって手が荒れる原因と、手荒れの種類から見ていきましょう。

手が荒れる原因は皮脂をも洗う強い食器用洗剤のせい

みなさんが普段手にする食器用洗剤は「合成洗剤」かと思います。

合成洗剤とは文字通りいろいろな成分が入っているもの。香料や殺菌剤・・

 

なかでも「界面活性剤」という成分に要注意。

これは油に対して効果を発揮して、石けんよりも油汚れに浸透しやすいものです。

と、いうことは同時にあなたの手にも浸透して油を洗い流しているということ。

肌をキレイに保つのは洗わないことが秘訣?

顔の肌をキレイに保つために洗顔をしない方がいいなんて話があります。

顔に浮いてくる皮脂というのは、皮膚にとって必要だから出ています。

 

不必要に洗い流してしまうと潤いをなくすばかりか、雑菌も繁殖しやすくなり、結果肌荒れをするんですね。

 

現実には皮脂には汚れが溜まるし、気持ち悪いから洗ってしまいますけどね(ノ_・。)ゴシゴシ

それだけ皮脂は大事、ということです。

手荒れも肌荒れ

話を戻しますが、界面活性剤により手の皮脂まで落としてしまうとは、手のバリアをなくして、角質から潤いをなくしているということ。

たまにならまだしも、日常的にキッチンで洗剤を使っている=日常的に手の皮脂はなくなります。

目がまばたきをしないようなもの。荒れてしまうのは当然といえますよね。

食器用洗剤の多くは中性

アルカリ性・中性・酸性とありますよね。

現在、スーパーや薬局などで売っている食器用洗剤の多くは中性のものが多いです。

 

理由はこちら↓

 

バランスの問題で、アルカリ性になれば油を落としやすくなりますが、そのぶん手荒れも加速します。ひいー。

 

逆に酸性なら手の皮脂はあまり落ちませんが、食器の油もおちません。

さあ、どっちがいいでしょう?→「じゃあ中間で手を打ちましょうかね」

 

これが、中性洗剤が多く出回る理由なんですね。

 

捕捉するなら、以前は「中性じゃなくちゃダメ」と決まっていたそうです。

※現在この規約はなくなっています

カサカサ、ブツブツ、手荒れに種類はある?その原因とは?

手荒れの写真

一口に手荒れといってもその症状はひとそれぞれです。

カサカサになってひどいときは、ひび割れてしまう。手に湿疹ができてかゆくなってしまう。

それぞれ体質によるものなのでしょうか?それとも、使っている洗剤による違いなのでしょうか?

基本的に同じ原因です

さっき話したとおり、日常的に洗剤を使うことで手の皮脂が保てなくなります。

そこへまた洗剤を使うのでそれが刺激となってしまい手のトラブルを引き起こしてしまうんです。

 

もちろん食器用洗剤だけではありませんよ?

おそらくキッチンに立っている人は洗濯などの水仕事にも関わっているでしょう。

美容師や調理の仕事の方なんかもおなじですよね。

 

そういった刺激が積み重なり、

最初はカサカサになり→刺激により軽い湿疹→そのうち手本来の機能がなくなってきてひび割れまでなってしまいます。

症状が違うのではなく、段階が違うだけですね。

 

ここまで来てしまうと自力での治癒は困難になってしまうので、早めの対策を心がけたいですね。

 体質によって出るときは別の話

あまりないとは思いますが、体質的に受け付けない場合もあります。

そういったときは極端に湿疹が出たりするので、皮脂がどうのこうのという話ではなくなります(汗)その洗剤を使わないようにするか、医療機関を受診しましょう。

どの洗剤を使っても同じ?

違います。

 

同じ中性洗剤によっても界面活性剤の濃度も違いますし、入っている成分も違う場合もあります。

僕も調理の仕事をしていたのですが、そういう場所って市販の洗剤ではなく、業務用の量が多くて薄い洗剤=言い換えればあまり質のよくないものを使っていたので、その頃は湿疹がひどかったです。

(※他のお店がそうとは限りませんからね!)

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手荒れしないための実用的で具体的な防止策は?

これがなかなか難しいですよねー^^;

お仕事での洗剤や水仕事を避けることは現実的にできないでしょうし、家事にしてもしないわけにはいきません。

ですが、やはりそれなりの対策を続けていけばそこまで悪化することもなくなりますよ。

 

とにかく皮脂を落とさないという事を念頭に入れて対策していきましょう。全ての原因はそこにあります。はい。

ゴム手袋を装着

ですが、自宅でも家事をするたびにするのも面倒でしょうし、仕事でしたらそもそもできない場合がほとんどです。

あまり実用的ではないかもしれませんね。

お湯を使わない

冬場に手荒れをおこしやすいのは、乾燥に加えて洗い物などでお湯を使うからです。

お湯は水に比べて皮脂を落としやすくなってしまうので、使わないことをオススメします。

 

と、言いたいところですが、真冬に水で洗うというのは修行でしかないでしょうし、すでに手荒れが悪化していれば冷水がしみて皮脂じゃなくて瀕死になります(笑) 

できる範囲だけにしましょう。

中性ではない洗剤を使う

近年では中性ではない天然成分の洗剤も多くなってきています。

ぶっちゃけ、優しい洗剤に変えるのが何よりも手荒れを防ぎますね。原因を直接取り除くので当然でしょう。

弱アルカリ性はダメです。弱酸性のもの。

 

できれば香料なんかも、肌への刺激になってしまうので控えましょう。

ハンドクリームを使う

1番実用的です。

 

正直、手荒れが悪化したらセルフケアでは限界があって、それ相応のハンドクリームが必要になりますし、それが1番簡単に手荒れと戦っていけます。

そうでなくても、日頃からケアしていないと悪化する一方なんですね。

 

手荒れには段階があるので、症状によって使い分けましょう↓

・軽くカサつく程度なら

シアバター、ヒアルロン酸配合などの保湿力が高く、皮脂がなくなっているので低刺激のものを使いましょう。

・ひび割れ、ガサガサまでいっていたら

ビタミンB.C配合のものを選ぶといいです。角質を再生してくれますよ。

・出血、ボロボロ

こうなってしまうともうセルフケアではかえって悪化してしまう危険がありますので皮膚科の受診をオススメします。

ハンドクリーム選びを間違うと…

とは言っても、実は市販のハンドクリームの多くは、手の角質の改善はおろか、ヘタしたら手荒れを悪化させている原因にもなっているって、知ってましたか?

 

ハンドクリームも、正しく選ぶことが出来ないと、お金をムダにしていることになっています。

 

別ページにて、僕も使っているハンドクリームをご紹介しています。

市販のハンドクリームの危険性も解説していますので、続けて、こちらのページをご覧下さい↓ きっと、手荒れが治らない原因と改善のお手伝いが出来ますよ。

水仕事の手荒れにはこのハンドクリーム!!

洗剤選びと、いかに皮脂を保護するか。

これから寒くなって乾燥する季節になってきます。

洗剤はいつも使うものだからこそ、自分のお肌に合ったものを選んでください。

ハンドクリームも併せて使ってあげれば、毎日洗い物をしてもスベスベの手でいられますよ。

悪化して痛くなるようなことのないようにね(^^)

 

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