キッチンのすべて

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お盆休みに作る精進料理 献立は?いつ食べる?

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8月ということで、そろそろお盆休み。

実家に帰省するという方も多いことでしょう。

 

みなさんの実家などでは「精進料理」を仏壇に供えたり、一緒に食べたりしていますか?

今はもうこの風習も見かけなくなってきたように感じますが、お盆はご先祖様が里帰りしてくるということで、少しでもおもてなししたいところですよね。

決して難しいことはなく、

 

というより「私も決まりごとなどはよくわかっていないので

精進料理の献立は?

ネットや図書館で調べた情報をまとめつつ、「私の実家ではこんな感じです」ということをお伝えしていきます。

 

我が家では「うどん」「いなり寿司」「赤飯」「かぼちゃの煮付け」「たくあん」

 

もうね、おばあちゃんが炭水化物ばかり出してきます。この献立が夏に太る理由ですね。

しかも「もういらないよー」と言っても聞く耳を持ちません。この時だけ耳が遠くなります。おそらく田舎のおばあちゃんはみんなこのスキルを持ち合わせています。

こんな感じで、

「きっちりとした精進料理ではなく、簡単なものをたくさん出す」という家庭も多いのではないでしょうか?

なにも難しく考えることはないのかなーと思いますよ^^

 

基本的には

「一汁五菜」で

とか

「お膳には九重椀」で

とか

いろいろとあるようなのですが、(いちおう下で詳しく説明しますが)

 

最低限「肉や魚を使わずに野菜や果物、海藻を使う料理」でよいのです。

そこで、masa的「お盆は簡単に作れるこれ出しとけ」リストを作成。

・うどん、そうめん

・こんにゃくやひじきの煮物

・いなり寿司

・漬け物

・落雁

・赤飯

・スイカやもも

 

こんなところでしょうか?

「肉や魚を使わない」という縛りだけにすればいくらでも簡単に作れるものは出てきますね。うん。

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精進料理とは

・基本的には「1汁5菜」(ごはんと漬け物は除く)

・フルセットだと「2汁5菜」

・簡略して「1汁3菜」でも良い

 

・飯椀(白飯や混ぜご飯)

・汁椀(汁物)

・漬け物皿(漬け物)

・平皿(煮物)

・膳椀(あえものや酢の物)

・つぼ(底が平らで深い小さめのお椀、お猪口よりは大きめ、ひじきの煮物など)

・お猪口(豆とかが入っているあれ)

・小皿(炒め物)

 

といった構成で、この中から1汁5菜や3菜+ごはんと漬け物を選ぶようです。

食器については漆膳(黒)を使用。また本式のお盆棚でなければのりきらないとのこと。

そもそもお膳のセットをフル装備しているのなんて旅館くらいだと思っているのは私だけでしょうか?(笑)

 

並べ方というのも決まりがあるのですが、それについては割愛します。

仏壇に供えるときは、お箸はきちんと仏壇側に向けてくださいね。

 

・市販の仏膳セットというものが便利らしいので、後で探してみます。

 

とまあ、調べていると頭が痛くなってきます(笑)

※ご先祖様を丁寧にもてなすための作法なので、大事なことだとは思っていますが。はい。一応。

しかし、一般的な家庭ではそこまで細かい決めごとにそって行うのはなかなか大変ですよね^^;

大切なのはおもてなしの心

おもてなしをする少女

要するに、「ご先祖様が泊まりに来る」ということは「友人や知人が遊びに来る」のと近いのではないでしょうか?

人を家に招くとき、美味しいご飯を用意して、ふとんを出して、とおもてなしをするのは当然のこと。

 

同じように13~16日と3泊4日もするご先祖様の魂が、

「どうやったらゆっくり快適に過ごしてもらえるか」という気持ちを持つ事がまず1番ではないでしょうか?

 

肉や魚を殺生することにあたらなければ「決まりが~」ではなく、故人やご先祖様の「好きなもの」をだしてあげた方がよっぽどうれしいハズ・・・

と思う私は少し常識が足りないのでしょうかね(^^;)